世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

吉次(キチジ)・キンキ・メンメ・キンキン

2016年12月31日 09時58分18秒 | Weblog

キンキ・メンメ・キンキン・キチジ(吉次)

【語源】
体色が吉兆とされる朱赤色で、吉次(キチジ)と名付けられた。
一般的に「キンキ」の名で親しまれ、東北ではでは「キンキン」、
北海道では「メンメ」・「メイメイセン」などとも呼ばれる。





【旬】
旬は、晩秋から冬。



         キンキの煮付け



【うんちく】
日本海では獲れず、東北沖から北海道沖にかけて多く分布する。
水深150~1200㍍の海底に生息し、おきあみ類、海老、魚類を
食す。産卵期は冬から初夏にかけて。

漁獲方法は底引き網や延縄(はえなわ)、刺網など・・。
キンキは、美味しさは当然ですが、その風貌によっても
高値がつけられます。鮮やかな赤の体色は、鮮魚売場などに、
華やかさと、彩り、鮮度感をもたらします。

このため、食べる事以上に「飾り物」として重要な要素持つお魚

やはり、刺網漁など、ウロコがはがれ安い漁法のものより、
延縄などの方が高値がつくようです。



昭和の中ごろまでは、肥料にされたり、仙台名産の「笹かまぼこ」
の原料になったり・・・・、下級魚として扱われてきましたが、
今や、「赤い宝石」と呼ばれるほどの超高級魚。

キンキを原料にした笹かまぼこ・・・、食べてみたいですね~
美味しくないわけがない・・・。今となってはもう無理ですね。

また、東北地方の太平洋側では、鯛に代わる祝い魚として古くから
珍重され、正月にはキンキを神棚に供える風習があったとか・・。





      キンキの鍋

【ブランド・産地】
やっぱり、北海道でしょう。その中でも「羅臼のめんめ」は
最高級。特に釣物はブランド化されつつあるといっても過言では
ありません。

「羅臼のきんき」は漁師さんの扱いがすばらしく、赤が非常に
鮮やか・・・。流氷が押し寄せる1月初旬前までが、漁の勝負。

      キンキ鍋の後の雑炊

【産地ならではの漁師料理】
とにかく美味しい魚。マグロ君も初めて口にした時の衝撃は忘れ
ません。学生時代、北海道をバイクで一周した時、釧路の居酒屋で
「めんめ・・・時価」の貼紙。恐る恐るたのみましたが・・・。
今まで食べた魚はなんだったんだ・・・と思うほど美味しかった事
を思い出します(その時は、一夜干しの塩焼きだったと思います)



        キンキのしゃぶしゃぶ





     キンキのチャンチャン焼き

きんきは塩焼き、煮付けが王道。ですが産地の方の食べ方は、
「チャンチャン焼き」です。そう、あの秋鮭でやるのと同じ。
たっぷりのキャベツと きんき。キャベツの甘みと、きんきの旨み
そして、味噌の香ばしさが最高です。ビールですね。

もう一品は、漁師さんの船上料理。「湯煮」です。
お湯を沸かし、塩を二つまみくらい入れます。そして、ウロコを
とったメンメ(きんき)を内臓ごと、かるくこの湯にくぐらすだけ

豪快・簡単で素材の旨みを最大限に引き出す料理方法です。
鮮度が良いからこそできる料理方法ですね。

かるく焼いてから、湯にくぐらすのもいけるとか・・・。


            キンキの湯煮
     

また、鮮度良いものは、刺身でも美味しいですよ~!

【栄養と効果・健康】
たんぱく質よりも脂肪分がの方が多い珍しい魚。
鉄分と協力して貧血を防いだり、皮膚や髪の健康を保つ銅を
多く含んでいる。
脂肪分が多いのでDHA・EPAも豊富。秋刀魚やサバなどの青魚と
同等。
また、生活習慣病を予防するビタミンEも豊富です。

味・姿・健康と三拍子そろった魚です。





           キンキの干物















        キンキの刺身


















いつも応援ありがとう~
人気ブログランキングへ
















      




プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】


















「鬼無里村(きなさむら)」 八王子

2016年12月30日 23時01分23秒 | 料亭・割烹・日本料理 食べ歩き

 

 

とらふぐ亭の上~~~

 

 

 

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング

 

 

 

 

鬼無里村に~~ヒサのビサ~~

 

急な階段をあがると・・・・

 

 

 

 

水槽が~~4~5台!

今日は~~カニだ~~紅ズワイガニ~~

 

その他~~スッポンや~活魚~活イカの水槽もあります!

 

 

 

 

 

着席!!本日は~個室にて~~

 

↑何か?のお通し

 

 

 

加能ガニ~~と言うブランドらしい~~

 

紅ズワイは~味は良いけど~身が少ない・・・

 

しかし~~ブランド物なら~身・・・詰まってるでしょう~

 

 

 

 

 

 

その前に~~ここに来たら~活イカ食わんと~~

 

本日はスルメイカ!!函館に行かなくても~八王子で食える~~

 

春はヤリイカ~秋は~ケンサキイカの活きた物も食えるこの店~素晴らしい~

 

 

 

 

二杯頼んだ!!

 

今回は偉いお方々~~4名でやってます!

 

 

 

 

そして~~亀も食うでしょう~~すっぽん!

 

 

この店の看板メニュー~~

 

美味い!!と言う訳ではないですが・・・スープは最高~

 

ご一緒した方が~亀を飼ってらっしゃる・・・という事で~~

 

その方は~~スルー~~ 食えんらしい~さすがに

 

 

 

 

生き血も飲み倒しております!

 

 

 

 

ホヤの塩辛で~~やってます!

 

申し遅れましたが~~ビールからの~日本酒に移行しております!

 

 

 

この店~~いつ来てもある~~↑行者にんにく!

 

別名~アイヌネギ! 春の野菜なのですが・・・

 

天ぷら~お浸し~最高~~

 

 

 

そして~~

 

 

 

食わない訳にはいかないでしょう~

 

 

ベニズワイガニ~調理を依頼!いろんな食い方で食うてみよう~

 

 

 

 

 

その前に~~先ほどの活イカのミミと足は~天ぷらで~

 

 

 

 

 

来た~~まずは~~刺身で~~

 

 

 

 

 

一番太い所を~4本!刺身で~

 

え~~こちらも 2ハイ発注~~

 

 

 

 

石川県のブランド蟹~~獲った船の名前がタグに~~

 

 

 

 

裏は~~こんなん↑

 

 

 

 

いただきます~~~

 

 

 

 

 

その他は~~焼きガニにしてもろうた~~

 

 

ミソは~~そのまま食べ~~あとは~熱燗を注いで甲羅酒!

 

 

 

 

美味!!!!

 

 

 

 

活毛ガニもいたので~~蒸してもらいました~~

茹でるより~蒸す方が美味い!!!

 

 

 

熱燗に~~味噌を解いて~~やってます!!

 

毛ガニはミソだよね~~

 

 

 

〆は~~先ほどスッポン鍋から~~雑炊に~~

 

 

美味しゅうございました~~

 

産地まで行かなくても~~こんなものが食える~~

 

八王子最高~~

 

 

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング




ブログ王ランキングに参加中!

 

 






      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】

 

 


熱海 「サンバード」のナポリタン!

2016年12月30日 08時34分42秒 | 食べ歩き・グルメ(静岡編)


↑熱海のどこか?のワインバー~~



どっぷりと深く呑んでると~~爆発音が~~テロ????








花火でした~~




まずは~押しとく~?
人気ブログランキングへ









しかし~花火ってカメラに収めるのが難しい~~






シャッター切ってからの時間差が・・・・






予測して前倒しできると フライング!!


見た目で切ると~~時遅し~







なかなかどうして難しい~~






数撃てば たまに当たる~~






この辺が ベストショットでしょうか???



しかし~得した気分!!!


そこそこ盛大な花火でした!!!








翌朝のお目当ては~~老舗喫茶店「サンバード」の・・・・






・・・ナポリタン↑


二日酔いながら~これだけは食っとかんと~~



昔ながらの喫茶店のナポリタンちっくな~~



たいへん美味しゅうございました!!!!





いつも応援ありがとう~
人気ブログランキングへ







      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】














熱海「美旨(みよし)」に久々~~

2016年12月29日 08時08分03秒 | 食べ歩き・グルメ(静岡編)


すし処「美旨」に来ました~~


半年ぶり位????みよし・・・・って読みます!






熱海では一番の寿司屋ではないでしょうか!!!!



長嶋一茂さんも通ってるらしい~~




まずは~押しとく~?
人気ブログランキングへ








カウンターにて気さくな大将と会話しながらが楽しいのです~~






まずは~煮アワビから~






一人一個~~贅沢や~~






サバの昆布〆~~~これ美味い!

絶妙な〆加減!








本日のお勧め!!!


めっさ良い~天然のフグが入ったらしい~~







熱燗に移行~~最初はビールでした!







焼き穴子をいただき~~







天然の とらふぐ↑


美しい飴色!!養殖物はもっと白いですよね~~









ネギをてっさで巻いて~~皮を載せました~的な~~


細工も流々~~味もグー!!!!







天然ふぐの白子焼き~~~


白子の皮が美味い!!!






・・・で、そのフグのカマ部分を塩焼きで~~


贅沢や~~寿司屋に来たというより~フグ屋に来た感じ~~






たっぴ産本マグロをいただき~~








のどくろカマを焼いた奴~~~








お新香で箸休め~~~







〆アジのにぎりから~~~


〆加減も良いし~のってる昆布もいい!!!








たっぴ産本マグロ とろ~~






アオリイカも美しい~~






車エビの頭の塩焼きが来て~~~








にぎり!!!







穴子に~~





ウニ~~







お吸い物~~







ワサビ巻きに~~






かんぴょう巻で〆ました!!


美味しかった~~







いつも応援ありがとう~
人気ブログランキングへ







      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】












石持(イシモチ)・グチ・ニベ

2016年12月28日 07時54分17秒 | Weblog

石持(イシモチ)・グチ・ニベ

【語源】
ニベ科の魚は頭骨の中に大きな耳石があります。
耳石は炭酸カルシュウムで出来た白い小石の様な塊で、魚の内耳
(目の後方)の中に左右あり、魚の平衡感覚をつかさどり、エサや外敵
・仲間の行動によって起こる水流の変化をとらえます。
この石を持っている事から「イシモチ」と呼ばれます。

また、「グチ」は、発達した浮き袋から「グーグー」と音を出す事
から、愚痴(ぐち)を言ってる様に聞こえる為、と言われています。



【旬】
東北以南から東シナ海まで、広く生息している為、旬を一概に
語ることは難しいですが、最も流通量が多い夏を旬としましょう。

味が良くなるのは、冬の方が・・・と言う方もいらっしゃいます。


【うんちく】
ニベの種類は主に4種類。
ニベ・コイチ・シログチ・クログチがいます。
4種とも、スズキ目ニベ科の魚です。
そして、イシモチと呼ばれるのは、この中の2種類。ニベとシログチ
です。ややこしい~!

昔、中国でニベの浮き袋を男性の避妊具、スキンの代用品として
使われていたと言われています。
また、その昔イシモチは子を持たないと信じられており、これらの事
から「イシモチは女に食わすな」という俗語があるほど・・・・・。

不妊症になるからだそうです。

稚魚は多毛類や甲殻類などの底生動物を食べて成長しますが、
1年も過ぎる頃から魚食性が強まり、ハゼ類など底生魚類を多く
食べる様になります。寿命は10年前後です。


【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。
主な産地は、愛知・兵庫・長崎・大分など・・・。

しかし、蒲鉾(カマボコ)の原料としては最高級です。
鯛の次に高級とされています。この魚を使った蒲鉾は数多く、
ブランド化されているようです。


【産地ならではの漁師料理】
鮮度の良い物は、お刺身でもいけます。
一般的には塩焼きや煮付けにされる事が多いようです。
漁師料理・郷土料理と言うものは存在しませんが、鮮度の良い物が
手に入る漁師さんはやっぱり刺身で食べるのでしょうか?
イシモチは水分が多く、サッパリしていますので特に揚げ物に
向いています。
揚げた物を中華風の餡かけにするのも美味しいですよ~!
 

【栄養と効果・健康】
脂肪は少なく水分が多い白身魚。
ビタミン・ミネラルにおいては、突出したものはないですが、
バランスよく含んでいます。

たんぱく質も平均的。やや、カルシュームが多いです。












いつも応援ありがとう~
人気ブログランキングへ
















      




プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】