世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

平政(ヒラマサ)

2016年07月31日 09時21分52秒 | Weblog


ヒラマサ(平政)

【語源】
ヒラマサの名前の由来は定かではありませんが、平鰤という字が
当てられるように鰤(ブリ)より平たいことから。
マサは柾目(まさめ)から来ていると言われています。

柾目とは、縦に真っ直ぐ通った木目・まっすぐと言う意味があり、、
平たく真っ直ぐな魚、あるいは、平たい魚で真っ直ぐな黄色の帯を
持つ魚である事からの由来ではないかと言われています。


    ヒラマサ(養殖物)

【旬】
産卵期が春のため、夏~初秋が旬といえます。



       天然ヒラマサの刺身




      天然物

【うんちく】
「ブリ御三家」と呼ばれるのは、ブリ、カンパチとこのヒラマサ
です。その中でもヒラマサは脂肪分が少なくさっぱりした魚。
しかし、独特の風味と歯ごたえがあり、「青背の貴公子」とも
言われます。

関西地方では特に好まれ、「ヒラス」と言う名でブリやカンパチより
高級魚として流通しています。

見た目はブリそっくり。ブリに比べ、やや細身で頭が小さく体側に
黄色い帯が走っています。



        天然ヒラマサの刺身

魚食性で成魚はイワシ、サバ、アジやスルメイカなどを追って
索餌回遊をします。

数年前、このヒラマサとブリを掛け合わした「ブリヒラ」と言う
魚が流通しましたが、そう言えば最近、見かけないですね~




【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。
本州以南に生息しており、主な産地もありません。
しかし、近年、九州地方で養殖が盛んに行われています。


ヒラマサのにぎり寿司

【産地ならではの漁師料理】
焼き物、煮物も美味しいですが、ブリやカンパチに比べ脂は少ない
為、向いているとは言えません。

何よりの特徴は身の締まり。これを楽しむのは刺身やお寿司です。
漁師さんも同意見でした~!


【栄養と効果・健康】
ブリやカンパチに比べると脂肪分が少ないと記しましたが、一般の
魚と比べると話は別です。
脂肪分が多く、DHA・EPAが豊富。生活習慣病を防ぐ不飽和脂肪酸を
多く含んでいます。
脂肪分は多いですが、コレステロールは少ない究極の健康食品です。

また、カリウムが非常に多く、高血圧の方に是非、食べて頂きたい
食材です。

ビタミンでは、骨を丈夫にするビタミンD、老化を遅らせるビタミン
Eを多く含んでいます。
女性にもお勧めです。

       ヒラマサの刺身






         ヒラマサのヅケにぎり









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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】










今日は「土用丑の日」&「梅干しの日」~食いあわせやん!・・・しかし?

2016年07月30日 08時25分27秒 | 今日は何の日?お魚編





本日、7月30日は、土用丑の日です~。鰻は何を?どこで食べるか?
決まりましたか?

鰻の「うんちく」を知って食べると、また、違った楽しみ方ができるかも・・・。


土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは、売り上げ不振の鰻屋さんが困って

いるのを見かねて、あの有名な平賀源内が・・・・・・・・・・・

「土用の丑の日には鰻を~」というキャッチコピーを発したのに始まったとか。



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鰻を食べまくりましょう~

ここ数年高値が続いてます~~~

今年も高い~~

気にしないなら~~中国産!こだわるなら国産!




何でも高いね~~~魚は~~~

高いからこそ・・・・丑の日ぐらいは、はりこんだれ!

                関西弁!もしや通じへん?この言葉?




思い切ってタイマイはたいて買おう~~~って事!


ウナギって・・・美味いよね~



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そして~~本日は~~「梅干しの日」でもあるのです!


食いあわせ?????しかし~誤解なんです~~

元来、相性良いんですよ~詳しくは・・・・で!


梅干しうな丼!!結構いけるかも~




【食いあわせ】
昔からウナギと梅干は一緒に食べると、体に変調をきたす。
「食いあわせが悪い」と言われてきました。
しかし、これはまったくの誤解。相性抜群なのです。
うな丼に練り梅をのせて食べると、さっぱり美味しい、食べすぎに注意と
言いたいくらい旨い。



本当に、ウナギと食いあわせが悪いのは「銀杏(ぎんなん)」なんですよ。
梅の実と銀杏が似てる為に、どこかですり替わったと考えられます。

しかし、昔の人の言い伝えは軽視してはいけません。
銀杏(きんなん)だけは、ウナギと一緒に食べないよう、気をつけましょう。






注目!

【市販鰻の美味しい温め方】

熱湯を鰻にぶちかける・・・!

1.水分をしっかりとふき取り、アルミホイルで
 包む!

2.小さじ2~3杯の日本酒をぶっかける。

3.アルミホイルを封し、魚焼グリルで3~4分蒸焼き
 にする。

4.アルミホイルを開け・・・鰻のたれを塗りなおし
 表面がこげない程度に、魚焼グリルで炙る。
 (2分ほど)

以上~この作業で、鰻屋さんの焼きたて鰻に近づきますよ~
お試しあれ!














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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】















「うな辰」にて~本場ひつまぶし!

2016年07月29日 07時43分56秒 | 食べ歩き・グルメ(名古屋・愛知編)


愛知県~~本場 ひつまぶしを食べに~~






「うな辰」に来ています!

マグロ両親が弟宅に行ったら必ず喰らうと言う~ここのひつまぶし!


安くて美味いらしい~~

11時過ぎでしたが~既に並んでる人あり!




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外で15分~店内で30分待ち~~ご対面~~








器も温かい~~器ごと蒸すチックな?








どう??美味そうやろ??






しかも たっぷし~~



これで・・・・3,000円弱ぐらいやったような・・・・????

            肝心なとこ適当~






まずはそのまま~~






薬味で~~~






ぶぶ漬け風で~~

   戦国時代的な言い回し







美味しゅうございました!!

帰るころにはかなりの列!人気店なのね!本当に~~


数年前に行った「しら河」も美味しかったけど~ここも美味い!


「しら河」は 真央ちゃん(スケート)御用達って言ってたな~~


また行ってみたいです~生きてるうちに!



その「しら河」の記事は・・・・・・ここで!









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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】






















南知多 「粛 海風」の朝食~~

2016年07月28日 07時37分25秒 | 食べ歩き・グルメ(名古屋・愛知編)


おはようございます~~

引き続き~「粛 海風」です!






ちょっと曇ってますが~気持ちの良い朝!!




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朝風呂は~~部屋風呂にて~~






え~感じ↑







三回ほど入り倒し~~






個室にて~朝食!!!



板さんが目の前で~厚焼き玉子を作成ちゅぅう~~








↑こんな感じ~~






サラダも食わんと~~







豆腐は自家製作り立て~~







とろろ!!!







アジ!!!・・・と、米がいくらあっても足りない~~








昨夜の伊勢エビは味噌汁になって登場~~








湯気でくもる~~~出汁巻き玉子!!






焼き立ては美味い~~


食いすぎました!!!







海風~~良い旅館でした~~

また来たいけど・・・・・二度来れないチックなお値段!!


マグロ弟・・・・すまん!許せ!








弟宅に引換します~~

その途中でお昼!


マグロ家・・・相対的に食いすぎ!


↑ここが美味いらしい~~






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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】







潤目鰯(ウルメイワシ)

2016年07月27日 08時21分02秒 | Weblog

ウルメイワシ(潤目鰯)



【語源】
ウルメイワシの語源は、字の如く「潤んだ目」からきています。

これは、脂瞼(しけん)と呼ばれるコンタクトレンズのような
透明な膜に覆われた眼が、死後、潤んだように見えるためです。

他にニシンやボラなどにもこの脂瞼(しけん)があります。

イワシの由来はすぐに死んでしまうことから「弱し」が転じたもの。
また、昔は、いやしい魚とされていた事から「イヤシ」が転じたと
いう説もあります。



          ウルメイワシのお刺身




【旬】
産卵期は秋から初夏までと海域によって異なります。
故に、旬も地域によりそれぞれ異なります。土佐湾では秋。
九州西海域では冬から春。北陸では春から初夏。

流通量の多さから判断し、ここでは春から夏を旬としましょう。


    上がマイワシで、下がウルメイワシ

【うんちく】
産卵は一般的にマイワシよりやや沿岸部、水深はやや下層の20~
50㍍で行われます。
卵は1.5㍉弱の球形の分離浮性卵です。
海中を浮遊する精子と出会い受精します。
孵化した仔魚は4㍉位の大きさで、水深50~70㍍層にとどまり、
主に動物プランクトンを食べて成長します。
その後次第に表層に移動して30㍍以浅を住みかとします。
シラス期のものは他のイワシ類と混獲され、シラス干しやチリメン、
タタミイワシなどに加工されます。


【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。
日本各地で獲れるようですが、水揚げ量は茨城・千葉・三重の順。

北海道から台湾にかけてと、オーストラリアの東部・西部の沿岸、
紅海、マダガスカル周辺、北米の日本列島と同じ緯度の沿岸、
南米の北部周辺にまで分布しています。
マイワシの様な大きな回遊はしないようです。


       タタミイワシ
【産地ならではの漁師料理】
ウルメイワシはイワシ類の中では最も脂肪分が少ないため、干しても
脂焼けしにくく、水分を取り去ることによって旨味が増します。
この為、干物などの加工に最適とされています。
ウルメイワシの干物は大半が丸干しですが、濃厚なダシがとれるので
煮干しや、大きな物はウルメ節などにも加工されるようです。

この魚は鮮度が命。獲れたての物は 刺身がお勧めです。
しかし、これは産地の特権。足の速い鰯類の中でも、このウルメは
格別に速い。刺身用で流通しているものもありますが、産地ほど
味は期待できないでしょう。

特に、春に九州の豊後水道辺りで獲れるウルメイワシは最高です。

その他、ツミレなどの練り物も美味しいです。


【栄養と効果・健康】
イワシ類の中では、脂肪が少ない方ですが、血栓症や動脈硬化などの
予防に効果的なDHAやEPA、タウリンをたっぷり含んでいます。
また、カルシウムやビタミンD、B2も豊富に含まれていますので、
骨や歯を強くする、皮膚や髪を健康に保つ、眼精疲労の回復等々
多くの効果が期待できます。


      フライ用にひらいた物





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