世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鰤(ブリ)

2016年01月31日 08時26分48秒 | Weblog


ぶり(鰤)


    天然寒ブリ照り焼き~風呂吹き大根と彩野菜添 




【語源】
鰤の語源には諸説がある。あぶらの多い魚なので「アブラ」の
「ブラ」が転じたと言う説。
古くは火にあぶって食べたので「あぶり」が略されて「ぶり」に
なったと言う説。
古語の「フリ」が濁って「ブリ」になったと言う説。「フリ」とは
年を経たと言う意味があり関西ではブリを「年とり魚」とも呼ぶ。

また、食べるとブリブリするので、「ブリ」と言う説もある。

ブリを鰤と書くのは、師走(12月)に旬を迎えるからと、言われ
ている。



        養殖ブリの刺身





            天然ブリの刺身



【出世魚】
ブリは成長段階によって呼び名が変わります。これを江戸時代、
出世魚と称し、祝いの席などで重宝されました。

関東では20㌢前後を「ワカシ」、30㌢位のを「イナダ」、
50㌢以上を「ワラサ」、100㌢近くの又は以上のものを、「ブリ」
と呼びます。



関西ではこれが、「ツバス」~「ハマチ」~「メジロ」~「ブリ」
となります。
ちなみに、関東で「ハマチ」と言えば、養殖の別の魚を指す事も
あり、非常にややこしい~!

北陸や東北、北海道では10㌢前後を「ツバイソ」、20㌢までを
「コヅクラ」、40㌢までを「フクラギ」、80㌢までを「ガンド」、
それ以上を「ブリ」と呼びます。






        ブリの幽庵焼き

【旬】
鰤(ぶり)の旬は真冬。寒鰤(かんぶり)と呼ばれ、たいへん
美味しいです。

産卵を終える春以降は身がやせ、寄生虫もつき、著しく味が落ち
ます。

かわって、夏に旬を迎えるのが若魚の「イナダ(ハマチ)」や
「ワカシ(ツバス)」。
ブリに比べ、脂はうすい為、焼いたり、煮たりには向きませんが、
刺身や寿司にするとは美味しい。


        ブリの切身



       ブリを使ったイタリアン




     寒ブリを使ったフレンチ



【うんちく】
ブリは回遊魚です。沿岸から沖合いの中・底層を群で回遊し、
魚類・イカ類を食べます。日本列島に沿って初夏に北上し、秋から
冬にかけて南下するという、季節回遊を行います。

産卵は南日本以南の海域で1~6月頃に行われます。

孵化した稚魚は、「ホンダワラ」などの、流れ藻について移動し
ます。この為、この稚魚は「モジャコ」と呼ばれます。

モジャコは養殖用の種苗として捕獲されています。


       天然ブリのにぎり寿司







    天然ブリの刺身とヅケ



【文化】
鰤(ぶり)は鮭と同様、日本の文化に深く根ざしています。

新潟県の糸魚川と静岡県の天竜川を線で結び、北側は「鮭」の
文化。南側は「鰤」の文化であると言われています。

お正月は、北では鮭料理、南では鰤料理でむかえます。

富山県、石川県では、年の暮れになると、嫁ぎ先にブリを贈る習慣
があります。博多では、塩漬けにした「塩ぶり」を贈る習慣があ
り、これを具に雑煮を食べます。

長野県松本市では、飛騨鰤(ひだぶり)料理で正月をむかえます。
飛騨鰤とは、むかし、富山湾で獲れたブリを塩漬けにして、飛騨
高山を経由して運んだ事からこの名がついたとか・・・!



        ブリ飯




      氷見の天然ぶり




        氷見のブリ、照り焼き




            氷見のブリ塩焼



【ブランド・産地】
鰤(ぶり)の産地・ブランドと言えば、富山県氷見(ひみ)。
「氷見の鰤(ひみのぶり)」は完全な有名ブランドです。

氷見の鰤の美味しいとされる理由は・・・・!

1.漁場が近く(漁港から20~30分)、定置網で活きたまま
  漁獲する為、鮮度が非常に良い事。

2.富山湾の水質が非常に良い為、餌となる小魚が豊富なこと。
  富山湾には7つの川が流れ込みミネラル豊富。すり鉢形をした
  湾は、この豊富なミネラルを抱え込んでいます。

3.回遊魚であるブリは、富山湾を通るこの時季に脂がのりきる
  為。

4.漁師さんの処理が非常に良い為、鮮度落ちが遅い事。

以上の4つと言えます。


    天然ぶりのカルパッチョ~イクラ沿え


しかし、ブランド化されると、非常に高値になります。庶民には
手が出ませんね~!
また、近年、偽物も多く出回っています。
富山湾外で獲れたブリも、漁港に持ち込まれ、「氷見のブリ」と
して、出荷される事も多いとか・・・・!
ブランド物の宿命でしょうか?  悲しい。





       花ぶり

【注目のブランド】
養殖のブリにおいても、ブランド化されています。その注目の鰤は
・・・・・大分県産の「花ぶり」です。

通常、養殖ブリは6㌔前後で出荷されますが、この「花ぶり」は
10㌔前後まで育て、出荷します。この為、脂ののり、身質とも
天然物にひけをとりません。また、品質・味も安定しており、
はずれがない。

餌は生餌を与え、生け簀には通常の養殖所のように大量に魚を入れ
ることを避けています。また、生け簀設置場所も潮の流れの速い沖
(外海)にし、天然に近い環境で魚に極力ストレスを与えないよう
に育てています。


【花ぶり】の詳しい事はこちら!

「花ぶり」はこちらでゲット!



       ブリ茶漬け



             ブリのカマ焼き



              ブリ大根





    
【産地ならではの漁師料理】
塩焼き、照り焼き、鰤大根、刺身、寿司、カマ焼きと色々な料理
方法があり、どれも美味しいですが、漁師さんは「ヅケ」と
「ブリ茶漬け」をすすめます。

ブリのトロの部分(腹側)で薄切りの刺身を作ります。
これを、煮立てて冷ました醤油・ワサビ・生姜を加えた付けダレに
漬け込みます。これが「ブリのヅケ」。

このヅケをご飯の上にたっぷりとのせ、お茶を注ぎお茶漬けにして
食べます。これが最高!最後の〆にうってつけの料理です。


       天然ブリのしゃぶしゃぶ


そして、もう一品のお勧めは「ブリのしゃぶしゃぶ」です。
薄切りにした鰤を、豆乳でしゃぶしゃぶにします。これが美味!
病みつきになりそう! 





       ブリカツ丼






【栄養と効果・健康】
ビタミンでは若返りのビタミンと言われるEを多く含んでいます。
また、EPA・DHAも多く含んでおり、コレステロールや中性脂肪を
低下させる効果も期待できます。

血合いの部分にはタウリンを多く含んでおり、高血圧の方には
もってこいのお魚です。タウリンは肝機能を活性化する作用も
ありますので、酒呑みにはぴったり!

天然物の方が高値がつきがちですが、栄養面では養殖物に軍配が
上がります。



      ブリの塩焼き









          天然ブリの刺身   




              天然ブリの照り焼き









       ブリの蕗味噌焼き




          ブリの粗煮






   ブリのシマ寿司





      天然ブリのしゃぶしゃぶ







       氷見のブリのにぎり寿司








           ブリのみぞれ鍋









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布袋魚(ホテイウオ)・ゴッコ

2016年01月30日 08時19分42秒 | Weblog

ゴッコ・布袋魚(ホテイウオ)

【語源】
呼んで字のごとく~七福神の布袋様に似ているからです。
プックリと丸くふくれた体形を、ふくよかな布袋様に見立てた
と言うのが定説。

北海道では「ゴッコ」と呼びますが、こちらの方が名が通っている
様です。




     ゴッコの卵とヤリイカの煮物

【旬】
この「ゴッコ」は卵が美味しい。
産卵期は春になりますので、腹にたっぷり卵を持つ、冬が旬と
言えます。


     上・・・表側、下・・・裏側

【うんちく】
カサゴ目ダンゴウオ科ホテイウオ属の魚。

見た目のインパクトは、かなりのもの。オタマジャクシを大きく
したような風貌です。最大の特徴は腹に大きな吸盤を持っている事。

これは腹ビレが変化したものと言われています。

    ゴッコ汁

春になると、岩礁域の岩のくぼみや、海藻に数万個の卵を産み
つけます。そして、その卵を雄が保護し 40日前後で孵化します。
魚には珍しい~よい父親を演じる魚なんですね~

孵化した小魚は沖合い100m以浅で漂流し満3歳で成熟、接岸します。



【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。

相模湾以北、オホーツク海と若狭湾などで漁獲されます。
主な産地は北海道。定置網、刺網で漁獲されます。

     ゴッコの肝煮





         ゴッコ汁

【産地ならではの漁師料理】
食べ方は、鍋、味噌汁、唐揚げなどが美味しいですが・・・・・
マグロ君の一押しは、北海道の郷土料理でもある「ゴッコ汁」。

昆布のだし汁を温め、切った身、水洗いしたゴッコの卵・肝を入れ、
しょうゆ、酒、みりんで味を調えます。
アクを丁寧に取り、豆腐、ネギ、大根、岩のりなどを加えて
出来上がり。

鮟鱇(アンコウ)に似たゼラチン質の身と何と言っても、この卵と
胆が美味い。

作り方のコツを産地の方にうかがったところ・・・・・
「卵を持った雌は身が少ないよ。だから雄・雌一匹ずつ使って作る
のが通の作り方じゃ~」・・・・と教えてくれました!


【ゴッコの捌き方】
魚を捌くのに必要なもの・・・・・・包丁です。
しかし、このゴッコを捌くのに、もう一つ重要なものが・・・・
それは~タップリの熱湯なんですよ~!

ぬめりの強いこの魚は、まず熱湯をぶっ掛けヌメリを取る事から
はじめます。
その後、裏の吸盤の下から包丁を入れ、腹を裂き、卵・胆、内臓を
取り出します。
最後に背骨に付いた血合いを丁寧に取り除き、もう一度 熱湯を
ぶっ掛けヌメリを丁寧にとります。
後は簡単・・・ぶつ切りに~!

ちなみに吸盤も食べれますよ~珍味ですね。


     ゴッコ汁
【栄養と効果・健康】
たんぱくな白身ですので、DHAやEPAは期待できないと思われます。
しかし、ゼラチン質が多いので、かなりのコラーゲンは期待でき
そうです。

お肌ツルツル!女性にお勧めですね~!







         ゴッコの唐揚げ








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「や台ずし」にて~~~ヒサビサ~~2回目か?

2016年01月29日 06時57分46秒 | 食べ歩き・グルメ(福生・西東京編)


「や台ずし」にヒサのビサ~~2回目かな???


八王子に一回~~???本日は福生駅前です!!





まずはやってます!




まずは~押しとく~?
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お通しのポテサラから~~






鳥レバーを頼み~~






セロリの浅漬けチックな物~~これがスコブル美味い!!!

ツマミにもってこい!




厚焼き玉子が必ずどこでも頼む~~







え~~~~?????






筍の天ぷら~







↑何これ???出た

何せ~~10ヶ月前の話なんで・・・・記憶喪失!!!






ホッケを頼みましたが~~小さくて美味くない!!脂なし!






珍しく~~酎ハイ!!!!






↑これです!!!ガリ酢ハイ!!!



そそられました~~





巻物を頼み~~~






味噌汁!!!






穴きゅう~~~こう言う店は巻物で攻めるに限る!!!






本マグロは食っとこう~~炙りもあるし~~

当の然で~~養殖のマグロでした!!








あとは~ちょろっとツマンで御馳走様でした!!!

             食いすぎ!!あんた!!













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「サントク カレー」に初~~最近できました~

2016年01月28日 06時03分36秒 | 食べ歩き・グルメ(八王子編)


最近~~八王子に出来た店~~「サントク カレー」

実は~八王子・・・ラーメンに留まらず~カレーも激戦区!!


さて~~このお店は激戦を勝ち抜くお味なのでしょうか~~??





とりあえず~~お新香が来て~~





まずは~押しとく~?
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メニュー参照~~






チキンカツカレーをいただき~~~







やっぱ~屋号の付いたサントクカレーは いっとかんと~~


スペインのロールカツらしい~~

スペイン??カレー???深く考えるのはやめよう~~

お味は???って???


普通に美味しい~~~特別感はなし!!!



たま~に この店!!!バンドが入って演奏会チックなもんやってるよ~~


カレー・・・?生バンド・・・???


深く考えるのはやめよう~~









・・・・・・で、尺が余ったので~~


↑山崎甚右衛門商店の大福


西新井にある老舗~~有名らしい~~


「じんえもん」って読むのかな??


八王子の駅で臨時販売してた!!!










TVでも紹介され~~人気らしい~~~~






買ってみた!!!食ってみた!!!!


ヨモギに~~普通の大福に~~~





豆大福~~~






甘すぎず~上品なお味でございました。。。











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鰰(ハタハタ)

2016年01月27日 06時22分21秒 | Weblog


鰰(ハタハタ)

【語源】
ハタハタの語源は日本海で「ハタタガミ」(雷)が鳴る晩秋から
初冬にかけてよく獲れる魚であるからと言われています。

また、時化(しけ)の時によく獲れるので「波多波多」であるとも
言われています。

ハタハタ漁は産卵の為、接岸する冬に行われます。
この時期、雷が多いため、雷鳴がハタハタを呼び集めると思われて
いたようです。
このことより、別名「雷魚」(かみなりうお)とも呼ばれます。


  ハタハタの干物

【旬】
ハタハタの旬は初冬です。



     ハタハタ焼(味噌田楽風)
【うんちく】
「秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ」と唄われるとおり
主産地は秋田です。その秋田では、平成4年からの3年間禁漁にな
りました。禁漁直前のハタハタの漁獲量は、これまでの乱獲がたた
り、ピーク時の300分の1しかなかったと言われています。

3年の禁漁があけ、平成7年の漁獲量は、ピーク時の100分の1程度
まで回復し、その後増え続けているそうです。
これは禁漁が大成功した一つの例でもあります。

秋田では12月頃、ハタハタが沿岸に押し寄せ産卵を行います。
この際、雄の精液で海面が真っ白になるとか・・・!



     お腹から出てるのが・・・ブリコです!



             ハタハタの塩焼き

【ハタハタの卵】
ハタハタの卵は「ブリコ」と呼ばれます。これは、何故か?を
説明するには、まず、秋田でのハタハタの地方名「サタケウオ」を
説明しなければなりません。

関が原の合戦後、常盤(水戸)の領主佐竹公が秋田県に左遷され、
それから秋田でハタハタが多く獲れるようになったと言われてい
ます。
常盤のハタハタが佐竹公を慕って移動してきたと言う伝説が生まれ
、「サタケウオ」とも呼ばれているようです。



そして、何故「ブリコ」と呼ぶのか?は2つの説があります。

一つ目は、秋田へ左遷された佐竹氏が太平洋の鰤(ブリ)を懐かし
んで、ハタハタを鰤(ぶり)と呼んだ為、ブリコとなったという説。

二つ目は、ハタハタの卵があまりに美味しく乱獲された時期があり
ました。これを見かねた領主が販売禁止令を出しましたが、漁師
たちは、「ブリの子」であると偽って売り歩いた為と言う説。

ブリコはたいへん美味。鮮度の良いものは刺身で食べます。
味噌汁や鍋に入れても美味しいです~!







【ブランド・産地】
ブランド化はされてはいないが、やはり、秋田のハタハタが最も
有名です。これは魚自体と言うより、「しょっつる鍋」・「ハタ
ハタ寿司」などの郷土料理が有名な為・・・。
近年の漁獲量では、兵庫県、鳥取県に次いで3番目です。
 
また、国内の漁獲量は減り、かわって韓国からの輸入が増えている
ようです。韓国産は大ぶりで黒っぽい色をしています。
味はやはり、国産の方が良いとか・・・・!


   ハタハタのいずし

【産地ならではの漁師料理】
代表的な料理は、「しょっつる鍋」。
「しょっつる」とは、ハタハタで作った魚醤の事です。
ハタハタを塩漬けにして発酵させ、そこから出たうわずみ液を
こして作ります。このうわずみ液(しょっつる)に野菜や魚を
入れた鍋がしょっつる鍋です。



もう一品は「ハタハタのいずし」です。
酢漬けにしたハタハタと野菜類を米麹・塩などと熟成させたもの。
お酒のあてに最高です~!

しかし、漁師さんは、ブリ子たっぷりのハタハタより、卵を持って
いない沖で獲れるハタハタを好むとか・・・・!
卵に栄養をとられていないので、身が最高に美味しいといいます。


       しょっつる鍋
【栄養と効果・健康】
骨を強くするカルシュームと、筋肉の動きを正常化し、心臓病を
防ぐ、マグネシュームを多く含んでいる。

ビタミン類では、若返りのビタミン・・・・Eを比較的多く含ん
でいる。

たんぱく質は少なめだが、脂肪分の多い魚で高エネルギーの魚と
いえます。


      ハタハタの焼き物


        ブリ子














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