
【うんちく】

カサゴは、メスの体内で孵化させて産み落とす卵胎生魚です。

オス・メスとも高等動物の性器に近い道具を備えています。

メスは肛門のやや後方に大小2個の穴があり、大きい方が精子を
受け入れ、かつ稚魚を産み落とすためのもの、小さい穴は尿道。
まさに、進化した魚?ですね~!

カサゴはその風貌から、良いたとえには使われないようです。

「磯のカサゴは口ばかり」と言うことわざは現在も使われていま
す。口先ばかりで実行の伴わない人の事を言います。

また、釣り上げられた際、大口を開け、胃袋を舌のように出すその
風貌から「アンポンタン」とも呼ばれます。

しかし、不評ばかりではありません。

江戸時代の武家では、勇ましく、甲冑をまとった武士と重ね合わせ
、男の節句「端午(たんご)の節句の祝い魚」として備えられた
そうです。今もその風習が残る地域があるとか。
























