湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/27 金曜ミニ・カフェ「ハートネットTV『鉄の扉の中の孤独~阪神淡路大震災20年の"教訓"』レポート」他

2015-02-28 06:00:59 | 地震津波災害ボランティア

2015/02/27 記
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体調が良くない。冷たい風が吹くとやけどの跡のように、皮膚がひりひりと痛む。炎症跡をカバーして姿勢を歪めている分、筋が痛む。つい無口になると、怒っているのと勘違いされる。付き合いきれない、疎遠な証拠か。母が溜め込んでいた消炎酵素剤で解熱効果もある頓服薬を飲んで、上映中をしのいだ。

受験と春季受講生受け入れの裏仕事と教材屋仕事が、季節商売で出てくるので、PCとストーブかかえて作業をしている。これから複数収入者の厄介な確定申告も重なってくる。

慌しく時が過ぎて行く。県保健福祉事務所と茅ヶ崎養護、香川周辺を昼間、懇話会通信の2月懇話会レポートを巡回配布した。香川からサポセンに戻る頃から、身体が痛みはじめた。アナフィラキシー・ショックの後遺症は初体験。早く暖かくなって欲しい。

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金曜災害ミニ・カフェも23回目を迎えた。花金の夜という無愛想な時間帯におこなうことも原因のひとつだが、このカフェは、大災害・東日本大震災関連のTV番組を観て、軽い意見交換を行う場だが、ずっと閑古鳥が鳴いている。まあ、番組タイトルを観て、NHKアーカイブスなどで、各自が見ていただければそれで用件の8割が済むことになる。

今回の番組セレクトは非常に大切な内容だ。ただいつも思うのだ。「鉄の扉」というタイトルを見ただけで、人はTVチャンネルを変えてしまう、そういうひとにまぎれて、被災地に思いを馳せてくれる方がいれば、現時点での目的を達することになる。それほどに、「被災者の孤立」の課題は誤解されている。

「被災者の家庭の苦境の様は、全国の人から無視されているが、それは「他人が立ち入るところではないプライベートな場面だから」で、それを被災者が"孤立"とよぶ。」

これは番組の趣旨とは無縁な連想にすぎない。

「阪神淡路大震災・発災後20年。一般の方が思うように、被災破綻の状況から自力脱出できなかった方々が、仮設住宅から災害復興住宅に転居することで、被災の話は終わったわけではない。災害復興住宅が高層集合住宅であるがゆえに、個室化した生活の入居者分断から、突然孤立化し、隣人の病死・アルコール依存などが激増してしまう苦い経験を阪神淡路大震災は、いまもなお味わっている。見知らぬ隣人が孤立死後、何日も放置されてしまう厳しい現実がまっている。食堂や集会室を作っても、入居当初の支援者の協力で交流が生まれても、すぐに利用は途絶えている。高齢化が進むに連れて、自治会も壊れて行く。建物を民間から20年間、市が借り受けたビルでは、高齢化した被災者に20年目の立ち退きが襲ってくる。このような過酷な現実の中に投げ出されている状況を『被災者の孤立』と呼んで、誰にもやってくる高齢化と老後のQOLをめぐる同じ課題が、東日本大震災の災害復興住宅入居、阪神淡路大震災のいつか来た道の轍を踏むように、起ころうとしている」その深刻さを誰も知らない。想像力の貧困の怖さが背筋をぞくりとさせる。阪神淡路大震災の復興住宅の調査を見ればわかる。ひとにぎりの方の問題ではない。以下が関連番組だ。

☆ハートネットTV
「鉄の扉の中の孤独~阪神淡路大震災・20年後の"教訓"」
(2015/01/14 NHK 30分)

この高齢化の冷え冷えとした図式を阻止する試みが「常駐コーディネーター」をおく方向で検討されている。自治活動を条件に、低家賃で学生を住まわせる試みなどだ。しかしそれも、復興住宅のエリア内の出来事に押し込められている。この長期戦の図式に早くから取り組んでいたのが、故・黒田裕子さんたちの訪問看護・介護の実践だった。この「被災者の孤立」に、支援活動が取り組む方向は「交流」をどうコーディネートしていくかという流れになろう。まずは阪神淡路大震災の現状に耳を傾けよう。なすべきことが見えてくる。

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夜間傾聴>臨時休業

(校正3回目済み)

 

コメント
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