湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

3/29 古本巡回と車が結びつきました。しかし、見守り支援は変わりません

2012-03-30 04:52:57 | 引きこもり
2012/03/29 記
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古本をボランティア活動に活かす仲介活動をしている Second Book Arch の**さんが、陸前高田・大船渡の仮設巡回用の書籍提供を承諾してくれた。感謝に堪えない。これで見守り巡回用の車の役割の基本ができた。陸前高田の小規模仮設の++さんに情報を提供、不十分ながらプロジェクトが動き出した。

第一号車は、##さんのインプレッサをいただき、出発時点の車検・寒冷地仕様・譲渡手続き費用は、運動が未熟なゆえ飛田の私費で賄う。仮設3年間のうちくぐらねばならない次の車検は、考えるのをやめる。最悪2年で廃車してもいい腹で、活動の盛り上がりの力で越せるか否かを賭ける。2年の実を取る。

利用開始後のメインテナンス料・ガソリン代は先方が捻出する。二号車以降は、一号車の実績から企業CSRを含んで考える。とりあえず、一号車が出発する。

ここで未だ解決していないのが、譲り渡し先・運転者・湘南から岩手に移送する無料奉仕運転者と交通費(最悪の場合、飛田負担)。

今回の中古車寄付は、活動一般に対して贈るのではなく、仮設および半壊家屋入居者の孤立を防ぐ見守り巡回活動に活かすという条件付。3月1~4日の気仙地方訪問のとき、遠野まごころネットに譲渡する形か、見守り支援団体に譲渡する形を提案してきた。維持費がかかることなので、その場の承諾は得ていない。またそのときの話で、運転者を被災者の臨時雇用の巡回相談員のなかから有志参加を得られないか追求することになっている。

車は仮設の支援格差のある外周部・小規模仮設をつなぐ自助活動とリンクし、まずは巡回図書を担当する。図書館の移動文庫車のような携帯ではなく、仮設の談話室・集会所に古本パックを移動巡回させていく。最後の古書は公共図書館や、再回収を含んで巡回させる。この活動は外周部・小規模仮設を優先する。

また、この巡回車は「御用聞き」を行なう。++仮設の**ばあちゃんを明日、盛町で買い物するので、連れ添いボラさんを乗せて移送するとか、知的な障がいを持つ%%さんを臨時に作業所まで移送するとか、外出に困難がある方という縛りをかけて、利用してもらう。ただし、傷病者と付き添いは利用有資格とする。これ以上の細則は地元で詰めてもらう。

この巡回活動を通じ、図書管理から始まる自主(自助)活動を間接的に育て、独居高齢者・軽度障がい者の実態把握と対応を深めていく。こんなことも可能だ。例えば、食品販売有資格者を臨時に乗せて、生鮮食料品の季節販売を助けたり、遠野まごころネットを中継する移動手段を持たないボランティアさんを、帰りだけでも仮設に迎えに行ったりする。仮設間で惣菜のやりとりをしてもいい。ただこれらは、衛生管理の問題があこれは遠隔地・小規模仮設連絡会のようなネットをインターネットに立ち上げて、やりとりする。オンライン管理が面倒なら、車の利用管理を除いて、湘南からオンライン手伝いをしてもいい。

非常に煩雑な活動になる。大型仮設からの要望は今回の力量に余るので、新たな類似の自助活動を立ち上げていくことで解決してもらう。今回は陸前高田市小友町・広田町と大船渡市末崎町あたりから初め、猪川町・赤崎町・三陸町方向や、米崎町方向は活動の実力がついてから、車の台数を含め拡張していったらどうかと考えている。当座は「末崎町」「小友町」「広田町」の巡回車となってほしいと思う。

「広田町」の現状については、4月15日の夜行バスで出て、16日の夜行バスで帰る形で、ここだけの実態調査を行なう。小友町には8つの小規模仮設の連絡会があるので、ここを出発点とする。その世話人の%%さんと会う。遠野まごころネットの方とは、16日に会える方と会う。ここの方のしきりがないと、現地活動が宙に浮いてしまう。改めて時間を取りたいと思う。

しかし、この話をした方は、連れ出すならマイクロバスがいいと口をそろえる。申し訳ないが、露骨にいうとわかっていないなと思う。心身に痛みを感じている方、環境負担の大きさに辟易としている者は、気の知れた数名の方との対話にすら、表の顔の維持に疲れてしまうものだ。数が多くなれば気兼ねする。マイクロバスではなくて、小型車が数多く会った方がいいのだ。ここで大事なことは、生活情報を仲介できる食品管理者がいる。ここは配食サービスの方と相談する。末崎にその拠点もある。

しかし、手間隙、必要経費はどこまでも追いかけてくる。ましてや湘南の支援活動は宮城に向いている。そこでテストケースとはいえ、次の車を贈る腕力があるか。これを宮城に移植したとき、岩手気仙の活動の採算は育てうるのか。問題は大きい。この活動は、岩手勢に支えてもらいたい。企業や一般市民に加えて、見守り専門職の参加が欲しい。

活動はひとつの山を超えた。次はひとの連携を育てる山だ。

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湘南防災の方の話だ。今、ペットの件で、通信を動物病院に配りつつ、茅ヶ崎の防災・防疫の話を伺っている。この件は追って。被災地で、ペットを残して避難し、幼児や小学校世代の子のなかには、家族同様にしていた犬猫が突然動物呼ばわりされて、人間が大事といわれ、死別を味わった子も多い。勿論、ひとの家族を失ってもいる。そのストレスに耐えている子たちのことを思うと、放浪動物や事情によって手放すペットの行方に、私なりの回答を出すつもりで、ペットレスキュー活動の支援活動をしている。その意味で私は動物愛護の理念から活動をしている者ではないのだ。昨日、父の老健の面会を済ませての帰り、図書館でつぎの書籍を借りてきた。すべて白黒画像で、福島の凄惨な家畜・ペットの姿。しんどい内容である。

●「見捨てられた命を救え! 3.11アニマルレスキューの記録」


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QRコードの精度をあげる算段をしている。スマホからだと、ピントをあわせるのに手間取るからだ。これを災害被害軽減のツールに育てたい。また避難所設置の「情報ターミナル」は、QRコードの読み取りや、集計ソフトに詳しい方、コメント欄に相談ご一報願えたら幸いです。

夜間傾聴;橋本2君(仮名)


(校正1回目済み)


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