湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/4 母の神経眼科検診の結果に思う/横断する活動を育てたい

2010-06-08 17:26:37 | 引きこもり
2010/06/04 記
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母の体調はじんわりと悪化の道をたどっている。四肢のしびれとつりが症状のひとつにあったので、胃切除後の食生活バランスの崩れを原因に見て、電解質マグネシウム不足対策とビタミンDの処方を母の主治医が出していたが、症状の改善がみられないので、母はふたつの検査を受けることにした。ひとつは神経内科。こちらは内科主治医の紹介状をもらった。もうひとつは眼球の痛みと眼のしょぼつき、乾きという症状の方は眼科主治医から神経眼科への紹介状をもらっていた。前回、横浜の神奈川歯科大附横浜センターの神経眼科の初診は、一般的なデータの集めなおしのひどいものだったが、今回は専門外来としての相談ということで、少し期待していた。とにかく、母の歩行は不安定だ。反射的な防御が怪しい。前回実際に転んで手首を痛めていたので、検査薬で視角が異常になることだけではなく、この歩行の危うさにもサポートするつもりで、付き添うことにしていた。

問診と検査の結果、母は眼の側に脳からの情報伝達を正常に受け止められない何かが起きていることがわかった。美容整形で使う手法の処置を15日に行うことになり、様子を見ることになった。対症療法とはいえ、ヒアルロン酸やビタミンEの点眼以上の処方が施されるのは、眼科としては初めてだった。9日の北里大の神経内科の検査と合わせて、母の診断が決まってくる。ただ地元の主治医は内科と整形外科の医師だが、股関節手術を勧めていたので、手術となれば、入院期間中、父の介護のサポートやら、母の退院後、母を介護から手を引かせる段取りを進めなくてはならない。とにかく父の入所先探しを徹しなくてはならない状況に入った。まだ少しゆとりがあるように見えるが、近々母も支援が必要になるだろう。診断第一弾、異常あり、要治療。これである。

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検査薬を使わなかったので、母をまっすぐ家に帰す必要はなくなった。相鉄ジョイナスの地下で食事をした。縮んだ母とまともに外食するのは、いつ断ち切られてもおかしくはない。子どものいない家庭は始末するために生活しているようなものだ。無為にすごしたくない。そう思った。

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「わーく」編集部の年間予定表修正版を作った。私の活動は野宿者支援活動以外は、生業の巡回カウンセリングと夜間傾聴の個人活動に囲い込まれている。ここをどう打開するか。その辺の思案と重なっていく。私の発想は地域の無業者セイフティネットワーク作りの視角から入っている。だから野宿者支援活動はその拡張にどう領域を膨らませていくかが基本となっている。野宿者支援も引きこもり者支援も、そして高機能者支援等の諸活動は、それぞれの領域の支援者の活動がローカルに拡がっている。この活動の境界線をどう運動実態として越えていけるかを考えている。その領域にかっちりと固まっていく活動は、それはそれで活動の力をその場面では発揮していくだろうが、現在求められている課題の解決には、横断的な活動の質が求められている。その境界線の断層に閉じ込められたまま、私の活動を終わらせたくない。そのために、丁寧に絡まる紐をほどくように、活動の道を開いていく活動を作ること。「わーく」はその辺を面白がる人の磁場になれないかと思いつつ、成しうる仕事の難しさを思う。4時半。そろそろ空が明るくなってくる。

夜間傾聴:□□君(仮名)
     橋本2君(仮名)


(校正1回目済み)
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6/3 高齢者施設入所相談めぐり再開/間をつくる

2010-06-08 14:52:55 | 引きこもり
2010/06/03 記
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父の朝食と紙パンツ交換、母の食事の下ごしらえを済ませ、いつもより早い朝食後、父があわせてくれない立小便補佐のもどかしさを感じつつ、とにかくバスの時刻に合わせて家を飛び出した。10時の約束で、茅ヶ崎養護学校に行く。とにかく徒歩とバスで行くと、乗継ぎが悪いと1時間は見ておかなくてはならない。

先方からの相談話と、私から資料提供できるものを使ったプレゼンのような話があったのだが、資料を作ってから手渡さなくてはならず、開いたばかりのサポセンに立ち寄って印刷して学校に向かうという寄り道が必要だった。サポセンは9時半開館。この30分の間に資料を作って学校まで移動しなくてはならなかった。

パソコンを確保する際、私が荷物を置いたことに気付かず、知人とちょっと気持ちのよくないやりとりをしなくてはならなかった。ともあれ資料は即席で仕上がり、文化会館前バス停から養護学校の近くに行くバスに乗ろうとしたが間に合わないことが判明。茅ヶ崎駅の戻るタクシーを強引に止めて、養護学校に5分遅刻で飛び込んだ。

私は茅ヶ崎養護にずいぶん来ていなかった。というより進路担当の先生達とは学校外では時々会っていたのだが、学校に来たのは下手をすれば1年ぶりだった。私の書いた不定期通信のコーナーは、すでに別の団体の資料に置き換わっていた。私が若松町のゆめたいショップの実行委を抜けてから、地元の社会活動は湘南あすなろ会の野宿者支援活動に結果的に絞られていたから、こうして学校を訪ねて校内に入ってみると、どこか違和感が拭い去れなかった。

鎌倉養護に異動された**先生とも障がい者就労支援関連企画の場で、話し合っていたが、就労支援となると高等部か卒業生との話となるために、学校へ足を向ける機会がなくなっていた。

今回は高機能の方と作る地域起業関連の話と、7/15の上映&懇談会への招待の話だった。企画が午後なので、研修扱いで参加する形となるので、準備時間がかかるため、ゆとりを取って紹介したのだった。しかし外で会えば話はその場面の企画関連のことになる。こうして時間を割いていただいて話すのは、ついつい長くなってしまう。校門をでたのが11時半。まるまる1時間半、まるで1年分の積もり積もった四方山話をするかのようだった。

話では副産物に、携帯アプリケーションの活用による就労のスキルアップの話もすることができた。携帯電話は連絡用のコミュニケーションツールであるだけでなく、附属機能の電卓や日程表、画像表示によるコミュニケーション補助などの機能を利用できる。旧式の廃棄携帯を提供してもらえば、通信こそ出来ないが、ポータブルな就労補助ツールになりうるからだった。昨年、授業枠外の夏休み企画で、携帯電話の使い方研修をされたとのこと。携帯電話は小型アプリ機として使うことを、夏休み企画として考えていただくことになった。就労の場を考えて話すことも可能だが、生活面のコミュニケーションスキルを上げるツールとしても使えるので、対象者の年齢幅も柔軟に設定できる。実行することになれば、ボランティアとして私も参加できると伝えた。

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次の約束は、寒川町内のホーム入所相談だったが、約束の13時半までは時間があった。西久保のフライドチキンは既になく、呆然。ファミレスで早めの昼食を済ませて寒川に向かった。

寒川図書館に立ち寄って、谷本寛治著CSR関連、広井良典著コミュニティ論関連の書籍を物色。時間つぶし。新刊無し。広井「コミュニティ―公共性・コモンズ・コミュニタリアニズム」があるかと期待したがダメ。ケアの関連の旧著が多い。…寒川図書館は以外にこの分野の書に強いのだが。

知り合いの司書さんに、開架書籍を予約書籍からはずすのは、予約システムの骨抜きだと注文をつける。オンラインで予約するとき、寒川図書館ほど役にしない図書館はない。所有しているのに、オンライン予約は出来ないと遮断されてしまう。認めるものの書籍総数の町民利用確保の関係らしい。館の書の質が高いだけに残念。

余裕30分見て、某特養に向かう。バスが出た後だった。40分無いので歩くことにした。土地勘が無いというのは仕方が無いこと。距離感が全く違うのだ。競歩の末、約束の時間10分遅れて到着。ここは故祖母がショートステイでお世話になったところだったが、記憶というのは曖昧なものだ、商店街から路地に入った記憶が全く違っていた。バス停から数分。電柱案内があるので、迷うことはなかった。

入所希望の件について相談員さんと話すが、父は7日の介護度判定会議で介護度が上る可能性がある。介護度3から4への転換である。これによって入所待ち条件が変わるので、書類は7日過ぎまで保留となった。提携病院が平塚高根沢病院とのこと。何か医療が必要な入院時は東部病院ならとの話をつける。茅ヶ崎市内の病院は救急搬送以外は原則対応していないとのこと。東部病院は前例があるのでとの話。在住していない隣接市町の事業所を利用するときのハンデは結構大きい。

母から用事があるので外出したいとの連絡が入ったが、内容が私が帰りに代行すれば済むことだったので、入所相談巡回の日は散らしたくないと伝え、父の見守りを続けて欲しいと断った。日を分散させると生業の巡回や、社会活動の方にも大きな足かせとなってしまう。

バスで茅ヶ崎に戻る方針を急遽変更。寒川駅からタクシーを使って田村十字路に出る。次の入所巡回先である。ここはアポ無しだったので、相談員さんとの話は10分程度だったが、父の車椅子からの立ち上がりと、頻繁に起きる転倒が問題視された。印鑑を押して必要書類を郵送すれば、一応手続き終了ということになったが、話の内容から期待薄かと思わされた。

タイミングよく来たバスに乗り、平塚駅に戻り、辻堂駅に出た。今度は海側である。本数の少ないバス路線を使うが、これは事前調査しておいた。予定通りのバスに乗って、到着。今度は空振り。夕方は送迎でどこも忙しい。問題を抱えた方の調整に送迎車に乗って移動していたとの連絡があって、書類を受け取るだけで、再度アポ取り直し。

辻堂に戻ったが、時間が早めにあがったので、藤沢北部の老健へ。ここもバスの便が悪い。頻繁に通る路線の近隣停留所を使って歩く。徒歩10数分。まもなく相談員さんの業務時間が終わる間際に飛び込んだ。書類は渡してくれなかった。説明付きでないとダメとのこと。ただ相談予約をその場ですることに。無駄足にならなかったことを善しとせねばと。

藤沢に戻って夕食の買い物。辻堂から帰宅。海老名巡回は日送り。夜間傾聴1件相談あり。某心療内科仲介済み。

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私は高齢者施設の入所相談の巡回のとき、相談員さんをつい驚かせてしまうが、施設職員募集関連情報を最後に聞いてみることにしている。引きこもり青年や精神・高機能の方たちの就労の糸口をつかむためだ。清掃やベッドメイクなどの仕事を想定している。ぽろりと障碍者雇用も考えているようですよと応答があったのは1件、後は怪訝な表情で施設長さんを呼んでくる。これは大概はやんわりと断られる。父の入所条件の心証が悪くなるかなとは思いつつ。

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《気になった書籍》(入手準備中)
●「エル・チャレンジ―入札制度にいどんだ障害者雇用」
●「How to 生活保護―申請・利用の徹底ガイド 雇用不安対応版」
●「参加と協働のデザイン―NPO・行政・企業の役割を再考する 」
●「LLブックを届ける―やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ」
●「重度知的障害のある人と知的援助機器―自立の原点を探る」

p.s. 父の紙パンツが夜に切れて大騒ぎ。私が介護から離れると、必ず事件が起きる、嫌になる。母との引継ぎが空転しているからだ。タクシーで閉店間際のジャスコに飛び込んで、紙パンツ確保。路線バスで帰宅中。必需品は買い置きが必要。母は携帯で外出したいといったではないかと反論。こういう諍いがでること自身、介護が危うい綱渡りにあるあることなり。反省。


夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)


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