湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/12母の頭部MRI画像を受け取り・藤沢の特養まわり他/6/13 野宿者懇談会ネット作り会議他

2010-06-17 09:21:06 | 引きこもり
2010/06/12 記
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稲城長沼でIPSリカバリーの会合が行われた。今回は仕事の巡回の方と時間の折り合いがつかないので参加できなかった。母がMRI頭部検査を受けた某病院に、データを請求。眼科からの依頼の画像だが、北里東病院の神経内科で使うと告げたところ、データは既に依頼眼科に渡しているとの話だったが、本人ならすぐにデータを出してくれることがわかった。今度は個人の眼科クリニックに連絡をいれたところ、診療が午前中までに取りに来るようにとの話。早速取りに行った。データが書き写しなどの手間がかかるもの以外、すぐに提供してくれることがわかった。しかし昔どおりのXレイフィルムの大きさの画像を提供されると、なんともかさばって始末に困った。データをデジタル化すればUSBメモリで移動できるのに、案外保守的なのだった。コピーの問題なのかもしれない。

今日は家中の清掃を頼んだヘルパーさんが来る。二月に一度ぐらいのペースで、動物園というか物置きと化した私の部屋を除いて、掃除してくれるのだが、この方が母の近隣外出の間を支えてくれることになって、私は眼科からもらってきた画像をコインロッカーに入れて、橋本に向かった。

相模線社中だと言うのに、母からの携帯連絡が2回入った。ひとつは、回った事業所のひとつから、提出資料の記入欄の不足の連絡で、今日は相談員がいるので来て欲しいというものだった。橋本から小田急相模原にもう一件巡回が控えてくるが、先方特養が折れないので、やむをえず仕事の巡回のふたりめの時間帯を夜に変更してもらい、藤沢の特養に向かった。なんのことはない、介護度区分変更があったので、介護保険証の写しを出してくれというものだった。高齢者介護の施設は大概が不便なところにある。ところが職員は車で移動感覚で話をしてくるので、訪問時間が予定を壊してしまう。べつのホームでは、電話連絡だけでいいというところもある。だから矛盾を強く感じるのだ。急ならFAXで事が済むはずだ。

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ここは引きこもり青年家族と受診に連れ添った某精神科病院のそばにあった。話は数分。資料を手渡してそれでおわりだったが、藤沢駅まで往復1時間以上かかる不便なところだ。

中途半端に空いた時間、段取り悪く「HL便り」を持ってこなかったが藤沢市議会事務局に立ち寄り、ある議員ふたりに引きこもり関連の資料投函をした。相模大野の本校に久々に立ち寄り、事務作業。講師の格好をしていないので、なんとも居心地が悪かったが、時間調整をして小田急相模原で学習カウンセリング。高卒資格認定試験は通過しているが、狙う大学のレベルにキャッチアップしていくには、通学がやはり必要だった。授業が明らかに年齢が高いこともあって敷居が高く、出席への促しをしていく。無理強いは失敗の元なので、できるだけリアルに学習の必要性を事例を出して説明していくのだが、当人はやはり険しい表情が浮かんでくる。独学は無理なレベルアップなのだ。

なぜか相模大野に戻る気がしなかった。あらゆる事が順調に運んでいない虚しさを処理しなくてはならなかったから、相模線の方が相性にあったのだった。閉店間際のイトーヨーカ堂で食材を駆け足で買い込み帰宅し、家事介護のルーチンワークをこなした。冷蔵庫の中でニンジンが干からびていた。補充なんてしるかとゴミ箱に捨てたが、意味の無いことをしてみたくなるのは、心が追い詰められている証拠だった。1時間半仮眠を取った。

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2010/06/13 記
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父の着替えを済ませて気がついた。表情が左右アンバランスに見えた。半身麻痺が進行したかと思ったからだった。「たばこ なまこ」を語らせようと仕向けるが、だんまりを決め込んで父は何も語らない。口の動きをチェックしたかったのだが、家族が関わるという場面では、感情的なものが強く影響して働きかけがうまく通らない。

パジャマズボンを履きかえると言って、立たせ、両手をまっすぐ前方に伸ばさせ手を離した。これは以前から悪い方の腕が下がっていくが、そのときの掌が親指が中指と薬指の間に強く押し込まれているのが見えた。つっている。腕をとって観察したが、やはり親指だけ力が入っていた。

父の半身麻痺は、やはり進行していた。ただ着替えのとき、掌をすぼめて上着を通すとき、指をすぼめることが指示しても出来ないまま、だらりと開いたままだから、今回の親指の力は異常だった。このまま指が固まってしまう前兆ではないかと思った。

ベッドサイドの椅子に座らせてから、水の入ったペットボトルを持たせて飲み薬を飲ませた。ペットボトルは床に落ちてしまい、握ることは出来なかった。私はペットボトルのキャップをはずすという左右連携の運動をみようとしたが、すでにそれ以前の状態で、他者がキャップを開けて渡さなければ水が飲めない状態に交代していた。父の片麻痺は手足ともにここ数日のうちに進行していた。

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父の食事状態を改善するために、食器を並べる滑り止めマットを買っていたので、昼食にそれを敷いて食事をさせた。父にはその機能を説明し食事をさせた。ところがラーメン丼が乗ったシートを一生懸命ひっぱり、私を慌てさせた。ラーメン丼の位置を引き寄せようとしていたのだった。丼を持つには片手では重い。だからシートを引っ張った。

思わぬ展開に頭が痛くなった。確かに位置を変えようとするには、ありうる行動だからだ。しかし抵抗の大きなシートは、テーブル面に張り付いている。それを無理やり引き寄せれば、丼がひっくり返ったり、シートが破れてしまう。父はそれをしてしまうだろう。食器が複数載れば、ぶつかって割れることもおきる。

ここしばらくは、食べやすそうな位置に食器を配置し、移動は片手で持てるもののみにし持ち上げさせ、シートの抵抗を利用して食べる方法を伝える必要がある。この「父に教える」ということは、至難の業だ。しかも必ず食事中、尿意にポータブルトイレに立ち上がる癖があるので、その直前直後は、何を言っても無視される。シートを使うか、応援団(ヘルパーさんたち)と相談するか、私は後者を選ぶことにした。彼女たちは仕事の性格上指示待ちだが、経験者だからそれを引き出したほうが安全だからだ。

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とにかく昼食を取らせたあとは、自分の昼食を食べている時間がなかった。今日は紙パンツと尿取りパッドと買い物を一度に詰め込めるコインロッカーがないので、早い時間買い物が出来なくなる紙パンツと尿取りパッドを先に買い、ロッカーに入れた後、活動と巡回、帰ってから遅い夕食を食べさせる段取りにした。母に米と洗濯を頼んで、家を出た。

私は失敗していた。オンライン口座を持っていないので、休日はATM入金できない(翌営業日決済)のだ。この混乱は月曜日に起きる。憂鬱な顔をしてバスを待っていると、隣で私の肩をつつく女性がいた。近所の*さんだった。挨拶をして場を取り繕ったが、時々こういう無視を私は行ってしまう。路上ですれ違うときもかなりの近くになるまで、体型や服装情報が普段と異なる方は誰だかわからない。網膜色素変性症の雲が視界中央にかかり、眼鏡の度が合わなくなっていることが大きいのだが、私は昆虫類とか、政党ポスターとか、人の関心の無いところを眺めていることも多く、それが目をそらしていると勘違いされることも多い。波長がちがうのだ。話は近所の新しく工事している家の噂。小さな敷地にぎっちりと詰め込んだ家屋が出来てきている。天候の次に無難な話題だった。

辻堂・平塚の図書館の書籍更新を済ませ、紙パンツ類を買ってロッカーにつめ込んだあと、海老名で巡回。駅前でレポートメール作成を済ませて、北茅ヶ崎からサポセンへ。この後の野宿者全県パトロール会議前の5/18懇談会会議が16時からあり、Оさんが配布チラシを作ってくれたので、それを受け取りタクシーで茅ヶ崎カトリック教会へ。馬鹿な話なのだが、買い物を終了後買って帰るのに、辻堂のロッカーにおむつ関連をいれているので、辻堂に迂回する必要があった。

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16時開始のプレ会合は、初めから寿のTさんの到着遅刻メールから始まった。藤沢きずな、茅ヶ崎HL支援の会等地元関係者が16時にはだれも集まらない状態で、始まったのが16時20分過ぎ。17時からは全県パトロール会議が始まってしまうので、内実のある話は出来なかった。

この7/15の生活就労支援ネットの芽は、それ自身、何十年とやってきた活動の歴史のある団体にとって特別な魅力のある試みではなかった。それは初めからわかっていたが、私には障がい者領域の活動や、引きこもり領域の領域の活動、セイフティネット形成の時流を意識していた関係で、その交差点(結節点)の発想をしている。ところが周囲の人は就労支援の以前の試みの焼き直しに見えていた。時代認識は日常活動の延長上には出てこない。活動のずらしを作っていくことを通じ、活力を生み出していく活動のダイナミズムを意識していないために、話はすれ違いに終始した。野宿者の支援活動は、生活困難や社会的挫折、そしてそこから生まれた邪心をリスクとする危うい活動だ。あらゆる矛盾が活動に現れる。

だから慎重になるし、そこに新たな活動を付け加えることに抵抗すら出てくる。以前の販売活動についても、会場の参加者の無理解が尾を引く偏見の重さを感じさせる例も珍しくない。だから野宿者の活動は少数派の支持者によって支えられている。だから派手な話(行政参加など)には石橋を叩いて壊そうとする。

そんな空転の中、プレ会議は流されていった。

ーー全県パトロール会議レポートは明日に。


夜間傾聴:□□君(仮名・こちらから)


(校正1回目済み)

コメント
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