湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/28茅ヶ崎駅前に高浜高乙女文楽を、「練習風景」として呼んだ真意は

2004-09-25 05:25:47 | フリースクール
 高浜高校の文楽部の方々が、湘南子どもフォーラムの文化祭に「練習風景」を届けてくれることになった。公演はホールで演じて見劣りしない素晴らしいものだが、場所の小ささを逆に利用して公演に引けを取らない素晴らしいものを引き寄せることができたように思う。

 それは「交流」である。文楽は特に若い方には縁の遠い世界だろう。そこに演じられる世界も普段の生活感覚と異なっていながら、どこか心情が連続している「伝統芸能の縁と人情の世界」だ。(あえて『義理』とは書かない。手垢がつくように思うからだ。)それを自分の表現として引き受けていることも、乙女文楽の魅力とその深みの磁力に引かれての事と推測する。乙女文楽初体験の観客の方も多いと思う。だから今の私たちにとっての文楽の魅力を話してみることは価値が大きいと思う。

 国内の各地に人形芝居・人形浄瑠璃がある。乙女文楽の歴史は浅い。大正14年が創設だと聞く。しかしその原型は、伝統芸能に連なっている。現在3人遣いの文楽は芸術性を高め、国立劇場などの舞台で演じられている。乙女文楽は、演者(人形遣い)の姿勢と密着したいわば「写し身」の芸だ。その意味で、表現の繊細さは、様式化した地付の人形浄瑠璃と文楽の中間に位置するものだ。きりりとした芸の情熱が人形に命を与えている。間近で感じ取ってもらいたいと思う。そしてその芸が特殊な子ではなく、自分の友達のような子が演じていること。そのことも大事なことのように思えるのだ。

 以下に予備知識になる、実に勘どころを射た、やさしい解説を提供してくれるサイトを紹介する。ご一読あれ。河原久雄さんのサイトと大阪読売のサイトは、画像がつややかだ。乙女文楽そのもののサイトが少ない分、こちらのサイトと関連付けてみてもらいたい。

●人形浄瑠璃 文楽(河原久雄さんの解説)
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/bun_top.html


●文楽への招待|読売新聞大阪
http://osaka.yomiuri.co.jp/bunraku/


●狸BB・人形浄瑠璃(阿波人形浄瑠璃オンデマンド)
http://bb.tanuki.ne.jp/joururi/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする