湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

湘南子どもフォーラム・文化祭、いよいよ第二回実行委です

2004-09-18 05:12:17 | 不登校
 朝、寒川町教委の方から朝、電話が入る。寒川町の後援が取れるか曖昧なので、講演申請を出していなかった。茅ヶ崎市と寒川町は、それぞれの管轄で協議会を持っている。茅ヶ崎市が後援を承諾したのに、寒川町には申請も出ていないということが問題になっていた。可能性があるのなら出しておくべきだという僕の判断で、再度、寒川町へ。

 申請者の名義が違うとまた問題になる可能性がある。ところが、あねもね代表の中西さんは、今日の日程が無理。役場から書式を受け取り、また寒川へという往復を覚悟しつつ寒川町へ。

 ここでまた問題が起こった。どこの窓口から申請を出したらいいのかわからない。役場の職員もわからない状態で堂々巡り。結局児童福祉課から提出することが決まったが、今度は後援名義使用許可申請という書式が無い。なんとのんびりした行政なのだろう。結局、僕の悪字の手書きで書式全文を仕上げて申請を無事だすことが出来た。セーフである。申請者の名義問題も大丈夫だった。

 最近は行政の露骨に面倒な形式ばった応対は減っているが、まだまだ他管轄間の連携が取れない。

 せっかく寒川まで来たのだからと、僕は保育園の養護学級ひまわり学級を尋ねた。園の入口がすべて硬く閉じられていて、暴漢対策に阻まれたものの招請状を渡す事が出来た。実際は親御さんとの接点を求めていたのだった。

 帰りは寒川駅前で乗り換えて文教大の学生課へ。事情を話して協力者の件で後日連絡が来ることになった。

 ここまできて、物悲しくなった。ホームグラウンドの不登校・引きこもり領域の親子になかなか会えないからだ。多くの子が支援団体と接点を持たず親御さんと悶々とした日々を過ごしていること。その実数が行政機関を歩いているうちに、実感としてわかってきたからだ。

 この祭の試みは、親御さんと接点を持つ契機をあらゆるところで生み出そうとしている。元気のあるお子さんは、もちろん運営参加してほしい。しかし「祭」という方法が針の筵(むしろ)と感じる子もいる。人の干渉、知人との顔合わせなど、まっぴらごめんという子もいる。

 僕は乙女文楽の舞台を見せてもらったことがある。黒子となって人形を操っている娘さんは実にいい顔をしている。表現に全力投球できている者の表情は素晴らしい。この表情を引きこもる見せたいと思った。

 乙女文楽は、そのひとつの磁場になりうるものだ。ショッピングセンターの2Fコーナーに押し込むなどととてもできない大きな企画でもあり、せめて練習風景を再現してもらい、観客と対話してもらうという「交流の企画」として展開できないかと思う。それには若干の交通整理がいるだろう。負担が大きいから少々大人の援助がいる。

 若い子には、やりたいことを見つけて欲しいと思う。世界の奥行きのある分野の入口をSOFは提供する。こういう新たな出会いをいくつも組み込めるイベントとして「フォーラム祭」をデザインしていきたいのだ。明日の実行委は大きな転換点となる。

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<気になる記事>

●学童保育、待機に地域差や大規模化 本社全国調査(9/15朝日)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200409140343.html

●知的障害者オリンピック 記録映画で後押し(9/17朝日・神奈川版)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news01.asp?kiji=5930

●横浜にシュタイナー学園が来年4月開校の話<記事不明(9/17朝日・神奈川)
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