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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

胸に刻みこみ

2023年03月11日 | 社会 政治

 あの日から12年、干支でひと回り過ぎたが東日本大震災の復興は続いている。その多くは東電の福島原発事故に関わっている。原発さえなければ目に見える復旧は終わっていたのではと思う。被災された人の声は「この震災を胸に刻み伝えていかなければ」と涙交じりに語られる。一方で忘れられようとしているとの声もある。

 そんな原因の一つにTVが寄与していないだろうか。復興し復旧し、その式典が開かれた、こんな映像を多く見せられると大震災を忘れさせることになる。双葉町は立派な役場が建ち、帰還可能地域となったが帰還者はまだ1%に満たないという。あの除染土を入れた黒い袋はどこへいったのだろうか。

 原発炉内に置き去りとなっているデブリは880㌧といわれ、これの冷却後のトリチュウムを含む汚染水は増え続け太平洋に放流されようとしている。デブリが安全に除去されないと原発事故は終わりにならない。テストで1㌘採取しようと複数回試みたが失敗している。専門家は百年単位の仕事になるだろうという。それでも原発推進を国は進めるようだ。

 あるホトジャーナリストが全国紙に「笑顔の写真だけが被災地の今ではない。その背景も映し出された映像も見て欲しい」と書いていた。掲載されたある祭りの笑顔のアップ写真と、同じ祭りなのに背景に黒い袋が並んだ写真の比較は面白く読んだ。まだまだ原子力発電は人やシステムだけでは制御できないように思う。脱原発を放棄するからには国お得意の親切丁寧な説明にまず努めるべきではなかろうか。中継に合わせ合掌し黙祷をした。

 (今日の575) 目に見えず臭いも持たぬ放射線
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寒冷対策の解除

2023年03月10日 | 自然 季節

 春の花が開き、桜の開花もその日にちを指して予報される暖かさになった。昼前のガレージの温度計は23.4度を示している。鉢の世話をしていてもシャツ1枚でも少し汗ばむ感じの暖かさ、動きやすい。寒を超えた花を少しいたわり、早く咲けと励ましながら肥料をやる。

 寒い冬だった。それは多くの家庭での電気やガス、灯油の使用料が例年になく増加した報道で確認できる。まだ油断は出来ないだろうが冷たさ寒さも峠は越えただろう。この冬は、水道管凍結対策が例年になく呼びかけられた。我が家も追加の対策を施した、そのせいか凍結は起きなかった。凍結破損で工事現場を見た。

 この暖かさ、2カ所の寒冷対策を解除した。蛇口に巻いていたタオル類や覆いの樹脂フィルムを取り除く。寒さによく耐えながらライフラインを守ってくれたことに感謝する。姿を現した蛇口たち、明るい日差しに戸惑うことなく勢いよく水を流し出す。こころもち温く感じる。

 現役で若いころ、化学プラント運転を担当した。冬場になると寒冷警報が出るとプラント保全のため寒冷対策チェックリストを使用して実施する。初回は丁寧に丁寧に実施した。装置の1カ所でも凍結すればプラント休止や時には火災などの災害に連なる恐れもある。こんなことを思いながら、蛇口への対策も念入りしている。

 (今日の575) 凍結の心配去って桜待つ
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桜咲く日は

2023年03月09日 | 自然 季節

 啓蟄が過ぎ春分へと季節は移っている。各地の河津桜の咲き誇る様子が連日映し出され楽しませてもらっている。次に咲く桜は染井吉野、その開花予測が天気予報と合わせ気象予報士が競い会っている。それぞれが根拠を示しながら「3月何日に開花」と自信を持って表明する。

 その大方の根拠は「桜の開花600度の法則」。桜は人と違って比較的気温に正直なことから成り立つ法則という。それは2月1日から毎日の最高気温を足してその積算気温が600度になったころに開花するという。誤差は2~3日という予報士もいた。600度前後が開花に注目する日になる。

 過去の開花日までの最高温度積算値の実績では620度、620度の法則にすると誤差が小さくなるという。最近までは開花と気温の関係は400度と記憶していた。2月1日からの平均気温の合計が400度を超えると開花とするというもの。平均気温は1日の毎正時の気温の平均、こちらは素人には困難。600度にしろ620度にしろアメダスの値を見ればわかる。

 数日前、気象会社の予測に先駆けて私は宣言します「開花のトップは東京で3月15日」と気象予報士が発した。今朝も在京某局で3月15日開花と予測した。偶然にしろ一致した日になった。瀬戸内の我が地方は3月20日頃が開花日と予測されている。名勝・錦帯橋の標準木は川風が当たる。近くの公園が先に開花しているが、さてどうだろう。

 (今日の575) 入学のころ満開にして欲しい
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国民42%が花粉症

2023年03月08日 | 自然 季節

 コロナ禍前は、インフルエンザの遠のいたこの時期にマスクをかけていると即「花粉症?」と思っていた。コロナ禍になってからは風の症状だけでなく、コロナの感染予防のためコロナ陽性の有無に関わらずかけている。来週の月曜日(13日)からはコロナ対策のマスク着用は原則個人の判断に任されることになった。

 花粉症をひき起こす植物はスギやヒノキ、イネ科やキク科など10種類を超えるとされている。TVの気象番組で「日本人の花粉症感染者の比率は」というクイズで、正解は42%とあった。この数値を見て驚いた。確かに周辺の人が罹っている人は知っているが、国民病といわれる花粉症だがこれほどとは思いもしなかった。今日も花粉症の人が「目に鼻に喉などの薬を持ち歩いている」と苦し気に話す。

 花粉症の人から苦しいという話しは聞くし、症状も見ているが、私は今日まで花粉症に罹ったことがないので伝わりきらないとこもある。環境に対して感覚が鈍いのかもしれない、そう思うこともあるが、いやいや、子どものころからスギ花粉の下でスギ鉄砲で遊んだことから、自然免疫ができているとも思っている。

 スギやヒノキの花粉はPM2.5の10倍ほどの大きさという。症状ある人には大変な脅威になるだろう。花粉は風に吹かれて壁などに当たると砕けて数を増すという。スギの実一つに30万個の花粉があるというから、しっかり対策を講じ春を楽しんでください

 (今日の575) スギ鉄砲花粉知らずに育てられ 
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スッポン

2023年03月07日 | 地域

 同好会の集合場所へ急いでいると、会の一人が駆け寄って来て「スッポン、スッポン、写真、写真」と来た方に連れ戻された。巾40~50㌢ほどの排水路の交差点にじっとしている1匹がいる。大きさは30㌢弱ほど。昔、成人式の日、町内の青年団の入会を兼ねた祝賀会が開かれた。その時、生きているスッポンを初めて目にした。先輩の調理でスッポン鍋を食べたが味は記憶にない。

 それ以来の出会いだから60年以上になる。排水路の茂った草が倒れているので、スッポンが通った跡かもしれないと話す。汚れた排水がわずかに流れている。コンクリート製のその場所へどうやって来たのだろか、周りにはそれらしい個所は無いことはよく分かっているので、目の前にいるということが不思議だ。

 スッポンに指をかまれたら嚙み切られる、という話は聞いており手出しはしなかった。市内の食事処にすっぽん料理専門コーナーがあり賑わっていたが入ったことはない。スッポンは滋養強壮の食材としてCMでも流れている。低カロリー、たんぱく質やコラーゲンを豊富に含むという。

 集合場所でスッポンの話になり、捕まえるときは尻尾をつかまないとかぶられると話すが、捕まえようと行動を起こす人はいなかった。スッポンは漢字で「鼈」。広辞苑には「鼈が時をつくる、鼈茸、鼈煮、鼈擬き」などが載っている。「鼈が時をつくる」は世にあるはずのない事のたとえとある。ここに鼈がいるはずもないのに居たのはなんとしよう。夕方には消えていた。

 (驚異の575) スッポンは絶滅危惧種指定あり
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冬眠から覚める

2023年03月06日 | 自然 季節

 今日は二十四節気の啓蟄で、暦の上では冬ごもりの虫たちが出るころとある。子どもに「どんな虫がでるの」と聞かれ答えに困ったというお母さんの話に、会話の輪の人らは笑いながら頷いていた。経験あるある、そんな感じだった。子どもの「なぜ、どうして」という発想は大事で、大人はきちんと答える責任がある。

 冬眠の覚める蟻、蛇、蛙、蜥蜴などはよく目にする。九州と北海道では時期のずれはひと月以上あるという。 立冬の頃に公園の松の木の地面から1㍍ほどの高さに巻かれた「こも」が取り外されるのは啓蟄の頃。これも季節の変わりを目を教えてくれる風物の一つになっている。

 コモを巻くのはマツカレハという病害虫から松を守る重要な任を負わされている。この害虫が、冬眠のため地中へ降りていく途中で暖かいコモに捕らえる。コモを縛る縄は上側は緩くして害虫が入りやすく、下側はきつく縛って逃げにくくしてある。さてどれほどの虫が捕らえられているだろう。コモは虫とともに焼却される。

 冬眠をしない子熊を連れた母熊が住宅地の雪路を歩く映像をみた。熊には熊の都合があるのだろうが、人間のこれまでの常識を超える現象が自然界で多発している。多くは温暖化で説明されている。ならばこれを止めることが肝心だろうが、地球の議論は纏まらない。やがて地球は人間にとって代わる生物が支配するようになるかも。今はSFが現実になる時代だから。

 (今日の575) 啓蟄に手袋外し土いじり
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安全守る遮断機

2023年03月05日 | 地域

 鉄路には踏み切りあがる。それは地理的要件でいろいろあるだろうが、人や車が列車と事故を起こさないために欠かせない設備になっている。しかし、重大な事故が発生している。大都市では開かずの踏切などと表現される踏切がある。レポート映像でしか見ていないが、歩く人、車を運転する人の気持ちはわかる。

 ローカル線では便数が少なくそんな気遣いは無いが、便数が少ないから「今の時間帯は通過しない」ことを承知している人もあり、自転車は無警戒のまま通り越すのをよく見かける。子どもはそんなことをよく観察している。注意すると「お母さんは止まらん」と答え走り去っていくことも経験した。

 毎日のように通る近所のローカル線踏切。踏切から見える無人駅がある。この駅で、下り1~2両の列車(ジーゼル車)はホームに達していないが遮断機が下りる。列車はホームで停車、乗降が済んだら発車する。踏切通過まで3~4分は要する。安全を図った何か短縮の工夫はないだろうか。

 「警報機が鳴なってから遮断機が降りる」「遮断機が降りて列車が目の前を通過」、このことは踏切保安設備で決まっていて約25秒以上~35秒くらいという。この無人駅に入る上り列車ではそうした時間待ちはない。時速100㌔(秒速28㍍)で電車が走行する場合、踏切に到達する30秒前の地点、830㍍で遮断機が閉まる、という例示が載っていた。

 (今日の575) 遮断機が降り始めたら止まろうね
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さげもん展

2023年03月04日 | 地域

 「さげもん展」の開催案内に私も出品(掲載の写真)しています、と添え書きがあった。会場は我が家から徒歩で1200歩ほど、ミニ散歩を兼ねて出かけた。出品者は、随筆を書いて投稿、地域にある保育園の保母、おばあちゃん役でもある快活な人。本場・柳川のさげもんも展示されていた。

 「さげもん」、初めて耳にしたときは何のことかわからず聞き返したら「知らんのか」と笑われた記憶がある。それは福岡県柳川市に伝わる風習で吊るし飾りのひとつだと知ったのはしばらく経ってからだった。最近、名勝・錦帯橋近くの観光施設で定期的にさげもん展が開かれる。この日も、多くの観光の人らが熱心に鑑賞されていた。

 女の子の生まれた家庭に一生の幸せを願い母方の親戚、母、祖母が用意したという。展示されている作品はいずれも丁寧な細工と糸の鮮やかな色彩の組み合わせが見事というしかない。会場を訪れた人はとにかく撮る、撮る、撮る、スマホが大活躍をしている。そんな中、デジカメで撮っているのは私だけ、ちょっと気が引けた。

 吊るし飾りは7列7個の49個、人生50年といわれた時代、女性は一歩引いて49年と配慮したためと説明がある。今ならちょっと口にできないいわれが秘められているようだが、歴史をしのばせる。こうした伝統工芸品を眺めると心静かな気になるのはよわいを重ねたからか。

 (今日の575) さげもんに手業の極致教えられ
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手作りの雛人形

2023年03月03日 | 生活・ニュース

 今日は女の子のお節句といわれて雛祭りをする。と断定的に書かれたものもあるが、各家庭ではどんな祝いがされるのだろうか。全国各地の雛飾りの様子がSNSにアップされ、居ながらにして豪華な飾りや思い出深い飾り、地域の行事などを知ることが出来る。購読の新聞投稿欄にも親や娘を思う綴りが載っている。

 我が家は女の子はいないが遠くに住む嫁と就職して自炊中の孫娘がいる。我が家の飾りは長年同じスタイルで玄関に飾っている。雛人形は陶芸教室で自作した3体がメインで並んでいる。いずれも装束は違っているが、小さな雛なので一目ではわかりづらいが、作るときはそれなりに工夫したことを思い出す。

 かつて陶芸教室で一緒していて亡くなられた人の娘さんのブログに、お父さんが丹精込めて作られた雛人形の写真が大きくアップされていた。何年かまえになるが、隣の創作台のその方とあれこれ語らいながら粘土と格闘したことを思い出す。豪華な市販の人形でなくても、形あるものにはそれぞれの思い出がある。

 孫娘、今日は親元に帰省している、どんな雛祭りをしているだろう。孫のこれからを願って、我が家は妻のつくったチラシ寿司でささやかな祝い。子どものころには「もぶり寿司」と言いていたが、当時は食べたいときに食べれるご飯ではなかった。もぶり寿司を肴に、日ごろはやらないが今夜はチョコ1杯の日本酒で祝おう。

 (今日の575) 手作りの人形ながめ友思う
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安全への備え

2023年03月02日 | 地域

 「なぜ、どうして」と思うような交通事故が起きている。最近は逆走が原因で発生した事故が目につく。ある大きな施設内のT字路でひやりを経験した。私は2車線区分された施設内の道路左側をT字交差点に向かって走っていた。その時、T字交差点を右折した車が私の真正面から突っ込んでくる。私は止まってパッシングと警音での合図、難を逃れた。深呼吸して再スタートした。

 これは、逆走の運転手が右折したときハンドルを切りすぎたのか右側レーンに侵入したまま走ったからと思う。施設内の道路なので、私は減速して走っていたので早い対応ができた。一般道路のような速度で出くわしたら、そう思うと、場所をわきまえた速度で走ることを改めて肝に銘じた。

 近くの小学校の正門前に「ちびっこ交通安全」を呼びかける掲示がある。「左右をよくみて!」「二人乗りは危ないよ!」「あ!!危ない!」「交通ルールを守ろうね!」の呼びかけと、それにマッチした漫画ティックなイラストが描かれている。子どもだけでなく大人にも役立つイラストと思う。

 子どもに交通だけでなく全般の安全を呼び掛ける前に、大人がその手本を守り、実践しなければ呼びかけの効果が薄れるだろう。目にするのは子どもの手を引いて歩く片方の手にスマホ、子どもを乗せて運転中にローカル線踏切で一旦停車しない運転、何度も目にする。時と場所を心得た安全への備えが大事だと、逆走に出会ったことで思いつく。

 (今日の575)  安全は実践あって生み出せる
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