日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

春になれば

2023年03月01日 | 社会 政治

 昨年生まれた赤ちゃんの数が87万9728人で統計開始以来初の80万人割れとなったと大きく報道は扱っている。80万人割れは昨年の終わりに推測されていたが事実となった。出生数は4万3169人減で7年連続という。死亡数から出生数を引いた人口の自然減は78万2305人で過去最大の減少という。

 昨日、令和5年度の国家予算が衆院を通過したことで成立は決まったといえる。当初は目玉政策の一つとされた子ども予算は異次元の姿で登場かと思いきや、審議の過程で、これから具体的な内容を決め地方選終了後に発表となった。何をどうするからこれだけの予算を組む、これが予算案ではなかろうか。国の推計より10年超も速い少子化ペース、何が出るのだろう。

 県内の高校では今日が卒業式。64年前の3月1日に卒業式した私らの時代とは三百六十度環境が変わっており、比べることはあまり意味を持たいと思う。ただ、環境は違っていても「これからどう生きていくか」という課題は同じだと思う。少子化のテーマもその中で考え未来につなげて欲しい。

 楓の街路樹が剪定され、武骨な姿で寒風をしのいできた。これからやって来る季節を糧にして洗練された姿になり、秋になると紅葉した大きな葉をかざし落葉していく。それは剪定に携わった職人だけでなく道行く人も楽しませてくれる。新卒の若い人たち、武力を伴わない平和な世界構築へ向けて努力して欲しい。
 
 (今日の575) 武骨ゆえ研ぎ澄まされて伸びていく
コメント
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