
第20回統一地方選挙が県知事選から始まった。「有権者への選挙への関心を全国的に高め、選挙の費用を節減する目的で4年ごとに行う」とした制度で1947(昭和22)に始まった。報道によると今回の各自治体の首長、議員選挙は全体で半数以下の実施という。知事は9自治体という少なさだ。
我が自治体では本来なら県知事、県会議員、市長、市会議員の4選挙実施のはずだが県会議員選挙のみ。全国的には自治体の合併、議会の解散、首長の死亡や他の選挙への立候補で辞職などの事情があるという。選挙の関心を高めるという統一地方選の狙いは消えているようだ。投票率が30%台も珍しくない。早急に一考を要すると思う。
選挙が近くなると、立候補がうわさされる陣営からの後援会入会用のはがきとリーフレットが届く。任期中1度も届かなかった議会報告らしき印刷物がポストインされる。その大方が国会議員とのスナップや、式典参加の写真が多い。任期中に何をしたか全くわからない。4年の任期中に1度も発言しない議員もいる。
先日は現職議員の親が地図を片手に「息子を頼みます」と戸別訪問。親の懸命な気持ちはわかるが、これまで息子の選挙カーは名前の連呼だけで通り過ぎ顔は1度も見たことがない。「頑張ってください」どの依頼にもこう答えている。年4回の定例会ごとに議会報告を作成配布する複数の議員を知っている。日ごろ誰のために議員活動しているのか、有権者は見極めよう。
(今日の575) 4年間これこれしたと言えますか