日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

感じる春の息吹

2011年02月18日 | 生活・ニュース
           

今年は各地で人里へ何種類もの野生動物があらわれ、畑の作物を荒らし、時には人家へも侵入した。人へ危害も加えた。市内の海岸地帯の工場にも姿をあらわしたという。西岩国駅から錦帯橋へ数百㍍の住宅街でうり坊が見かけられたのは数日前。

我が家の南天・千両・十両などの実がこの冬は例年より早く鳥の餌になった。小鳥たちの餌も不足していたのだろう。くろがねもちの赤い実も早くなくなった、と知人の話し。

久しぶり川沿いを歩いた。あちこちに咲き始めた菜の花は周りの雑草へ春が近いと呼び掛けている。枇杷の木ではメジロが何羽も花をつついている。

二つにされたミカンが小枝にさしてある小木が何本か並んでいる。実は食べつくされていた。庭木へさした柑橘類はよく紹介されているが、道沿いのそれは初めてみた。小鳥すきの人からのプレゼントだろうか。いや、もしかしたら小鳥の写真を撮る人の小道具だったかも、とも思う。

明日は雨水。立春後15日。雪が溶けて雨になり、氷が解けて水になりる。木が芽吹き出すので「木の芽おこし」とも。春は偲びよっている。

(写真:実は食べつくされていたミカン)
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カラス

2011年02月17日 | 生活・ニュース
           

「あの人はカラスじゃけえ」という女性の声。その意味が分からないまま聞いていた。聞いているうちに「口うるさい人」という意味だと分かった。あの人、を知らないので分からないが、そういった人も似たような同じカラスだと思った。

カラスという鳥は余りいい印象を持たれていない。どこにその基となるいわれがあるのか知らないが、きらわれ鳥のひとつだ。我が家のそばに電柱がある。年がら年中、カラスが立ち寄っている。

それだけならよいが、かなりの範囲に白い落下物をふるまう。電線の高さから落下した白いものは着地と同時に大きな白い紋を作る。我が家の門扉付近にも遠慮なく降らせる。いい鳥ではない、掃除しながらにらむ。

灰色の空を背に5線譜に並んだカラス、音符のように見えなくもない。何かを考え相談しているようにも見える。お互い無関心なようにも見える。ただ羽を休めているようでもある。いじめた人間を見つけると攻撃するともいう。賢いのだろう。

そんなことを思って見ていると、仲間の声のした方へ一斉に飛び立った。何かの合図を受けたようだった。

(写真:音符のように見えるカラス)
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花粉飛散の始まり

2011年02月16日 | 生活・ニュース

                  

インフルエンザーと花粉症の予防のためマスクを掛けている人が多くなた。この地方では1月からの最高気温の合計が400度を超すと花粉の飛散が始まる、と気象予報士は解説してくれる。暖冬の年は早くから飛散することになる。今年の1月は厳寒といわれた。さて、今年の飛散はいつになるのか。

下関地方気象台の観測した最高気温の合計は今日までで330度あまり。これから毎日10度の最高気温と仮定すると、あと1週間くらいで400度を超えることになる。予測される数値が正確なら花粉の飛散が来週から始まることになる。

 今年の飛散量は昨年の数倍というのがこの地方に出されている予測。対するひと側にも新たな防御方法が出てくる。花粉症を経験していない自分は、それをCMで知るしかないがないのだが、患っている人には強い味方だろう。

 花粉の飛散しない杉の木が研究開発されているという。国内のそれを置き換え、飛散を無くするのにはどの位の時間、いや、年がかかるだろう。それでも開発は必要だろう。1日も早く。

(写真:花粉はまだ飛散していない杉の実)

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鯉の周回

2011年02月15日 | 生活・ニュース

                                

池のふちに沿ってみんな同じ方を向いて進んでいるがなんとなく不揃いが面白い。色も大きさも紋も異なるそれぞれが黙々と進んでいるようだが何かの話をしているのだろうか。 

周回して来るたびに群れの形が変わっている。変わっているが黙々と周回している。どれかがリーダーになっているのだろう。

白に赤い紋のあるそれが来た。他より少し大型。黒や金色のそれを従えているようだし、護衛されているようでもある。まるで女王のようだが、2対のヒゲがちょっと。

鯉は立身出世の象徴。真っ赤なそれは地元プロ野球球団のシンボル。間もなくキャンプが終わりオープン戦が始まる。今年の真っ赤な鯉はまな板のコイを返上し滝を登りきってほしい。

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遠景

2011年02月14日 | この木

            

大工を職とする知人のブログ、木を通して家やその周辺への彼の思いなどを知ることができる。彼は古民家修復という大きな夢を持っている。すでにいくつか手がけ、新聞紙上で紹介されたこともある。古民家とは言わないが古い家屋の修復もいろいろ紹介している。そこには特有のこだわりがある、と思う。

「傷んだ外壁を張り替えてほしいとの依頼。数十年にわたって家を風雨から守ってきた杉の板は風化で10ミリ以下の厚さに。所々に板のめくれなどあるものの、腐る事も無くその姿を維持してきた」とその強さと耐久力に彼は脱帽している。

張替は厚さ18ミリの杉の赤身を無塗装で使った。木は適材適所を守ってやればそう簡単に腐るものではない。それは古い建築物が実証している。長持ちさせるためには塗装より、1ミリでも厚い材料を使った方が良い、というのが彼の主張だ。

市内にはいくつもの建築文化財がある。彼のブログを思い出しながらそのひとつ国の重要文化財「目加田家」を遠景に眺めた。建築のことは分からないが、周辺の景観によくよく溶け込んだその佇まいには落ち着きと風格を感じる。

それは木の持つ力が年月をえて醸し出しているのだろう。次に目加田家の門を潜るときは木の力を思いながら見てみよう。

(写真:大噴水側から見た目加田家全景)

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雪道で

2011年02月13日 | 生活・ニュース

              

昨日、9時ころ家を出かけるときに雪はちらついてもいなかった。用を済まし外へ出ると辺りは一面真っ白、雪は風まかせで横に流れている。当然のことながら通りには人影は見えない。久々に雪が荒れる模様を見た。

昼過ぎから空模様が変わり、積もった雪もそれに合わせたかのように消え始め、夕方、家の周りは湿ってはいるが雪の降ったことを忘れさせていた。雪の予報は出ていたが、あの急な降り出しとその消えかた、夕立かにわか雨のようなあわただしさだった。静かに雪を愛でる時はなかったろう。

私はライトをつけて走った。右折ラインに止まり対向車をやり過ごした。そして対向の左折車線の車との距離を見計らいながらゆっくり右折をはじめた。ところが、対向車は左折しないで直進し、私の直前を走り去ったが、雪によるスピードへの配慮は感じなった。道路面の指定方向の白線は見えなかった。

知っている道とそうでない道、通り慣れた道とそうでない道、合わせてその日の気象に見合った運転を改めて思い知った、雪の交差点だった。

(写真:雪道の先頭は気を使う)

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白い風景

2011年02月12日 | 地域

            

コクチョウ1羽が鳥インフルエンザの感染で死んでいるのが見つかり、宇部市常盤公園の白鳥湖からハクチョウやコクチョウが消えた。やむを得ないこととはいえ心痛むことになった。

常盤公園には子どもが小さいころ何回か訪れた。サボテン公園に猿の砦、大河ドラマの菊人形展を見てジェットコースターにも乗った。屋外彫刻の造形の素晴らしさも印象に残っている。まじかで眺めたり写真に撮ったハクチョウも強く印象に残っている。

ハクチョウが常盤公園に招かれて50年以上になるという。そこで生まれたハクチョウは各地の湖へ招かれて育ったという。白鳥湖からその姿を消すことを決めた市長の苦衷に満ちた顔が映像に映った。多くの市民の気持ちでもあろう。再び鳥たちが公園に姿を見せることを願う。

気象予報通り市内も雪になった。店先で「すごい雪じゃねー」という会話が聞こえる。10数センチの雪をのせた車に何台も出会った。山あいではかなりの積雪を予測させる。久しぶりの雪らしい雪になった。

雪の積もった畑を見ていたら、白鳥湖の周りに散布された石灰の映像を思い出した。雪はすぐに溶けるが、あの石灰の白さはいつまで続くのだろう。そう思うと目の前の美しい白さが少し疎ましく思えた。

(写真:雪のやんだ後の岩国城) 

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逆さ蜂の巣

2011年02月11日 | 地域

           

城山ロープウエー山麓駅そばの重要文化財・目加田家の庭に三椏の花が咲き始めた。この三椏が和紙の原料として登場するのは16世紀、戦国時代になってからという。三椏だけで漉いた紙の強度を補うため楮も使われた。

観光で訪れた人が「み・つ・ま・た」、と一字区切りで読んでいた。初めての人には珍しい字かもしれない。三椏は、その枝が三叉、呼び方の通り三つに分岐しているからです、と枝を指して話すと笑って頷かれ、そばの説明板を写真に撮られていた。

岩国藩の紙は有名で、その歴史は天正年間に上方から入ったという説がある。その原料は楮が使われたと記録に残っている。楮は山奥のやせた地に適するということで、当時の山代地区の斜面を利用して作られ、紙となり藩財政の大きな力となった。

三椏の花をよく見るとその形が面白い。蜂の巣を逆さにつるしたように見える。枝が3つにわかれる不思議さとあわせ、ちょっとおもしろいと思う。これから花の本番になる。可愛い、綺麗という感じはちょっと起きないが、目加田家の庭に咲いていると歴史の重みを感じさせる。

(写真:咲き始めた三椏の花)

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神木の姿

2011年02月10日 | この木
           

上の写真を二人の方に見てもらった。

Aさん「葉は杉だが、こんな異形のものは見たことがない」
Bさん「どこかの神社に植えられている杉と思う。恐れ多くて手入れをしないから見なれない形になる」

小路をぶらぶらと歩いていて、小さな神社の前に来たとき写真の木が目についた。鳥居の奥、社のすぐ前に同じ形の木が2本並んでいる。根周りの太さは大人2人が手を回したくらい。高さは数mくらいのところで幹が切られ伸びは止められている。葉を見て杉と分かった。

場所がら神木と思い見回すが、それらしい立て札などは見当たらない。幹のいたるところに太い枝を切り落とした跡が幾か所もある。神社を守る人が神木と社のためにわけあって切られたのだろう。

杉の木は一直線に天に向かって伸び、数十年たてば家になり、百年を越せば社にもなる、そんなイメージを覆す杉の姿に、神はなぜ変えたのだろう。そんな不思議を感じながら撮った。幹回りから推して重ねた年輪の重さを感じた。

AさんBさんには神社のことは説明なしで見てもらった。Bさんの眼力と知識に驚いた。
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10月さくら

2011年02月09日 | 自然 季節
           

秋のころにはたくさんの人に見てもらい
「秋に桜」と触っていかれる人もありました
いろんな角度から写真も撮ってもらい喜びました

近くの紅葉が見ごろになると見てくれる人が無くなり
落ち葉が舞い始めると公園の人影もまばらになり
私に気づいてくれる人はありません

そのうち冬になりました

寒中の寒さに仲間は少しずつ姿を隠しました
あとどのくらい咲いていられようか
いまは数輪の仲間と暖かくなった日を浴びてます

私は10月さくら
吉野の咲くころ二度咲きでお目にかかります

みだれ姿だが久しぶりに撮ってもらった
もういいいでしょう
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