日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ぼや~としている

2011年02月07日 | 自然 季節
           

このところ「ぼや~」とした天気が続いている。日本画の淡い墨絵のような風景は見る目にはそう悪くないものの、スッキリした気分を誘うものではない。雨が降るか風が吹けばこの景色は消えるという。それは煙霧という気象現象が消滅するからと気象予報士。

その煙霧は、乾燥した微小粒子が大気中に浮遊して、大気を混濁させ視程を悪くしている状態。煙霧粒子は工場から排出された煤煙、粉塵、強い風で舞い上がった塵埃などで構成される、と説明してある。

黄砂や花粉、今は火山噴火による降灰という新たな微粒子が浮遊している。新燃岳の噴煙は八丈島でも観測された。この春の花粉は昨年の数倍という予測が出されている。今に始まったことではないが、自然は人力の及ばぬ力を見せつけてくれる。

雨の降らない日が続く。錦帯橋下を流れる錦川の水位の下がりは驚くばかり。浅い川底の箇所は乾燥した大気とその顔を接している。上流のダムは貯水率20%前半、工業用水の止水制限は75%とか。煙霧を解消する降雨は少量で足りるだろうが、止水制限解除になる降雨はいつだろう。ぼや~としていていいものだろうか。

(写真:煙霧による趣あるの山並み)
コメント (4)
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