日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

やりとりと禍

2023年06月08日 | 生活・ニュース

 山門横の掲示板に「ゆく言葉が美しければ 返って来る言葉も美しい」と掲げてある。何の解説や説明がなくても書かれていることは理解はできる。理解できるが、いざそれの実践になると自信は薄い。でも、いつも心掛けて発言していればいつかは身に着くかもしれない、掲示を撮りながら自身に言いきかせる。

 やりとり(遣り取り)の意味には「言葉をとりかわすこと。受け答え。口論を交えること」などがある。やりとりが過ぎれば「売り言葉に買い言葉」ということわざに連なることがある。相手に言われた悪口に、悪口で返すことになる。英語では悪口は別の悪口を招く」ということわざがあるそうだ。

 「口は禍の門(かど)」ということわざも古くから知られている。口は災難を招くもの、悪気などないのにうっかり言った言葉が思わぬ失敗を招くことは経験している。言葉は慎んで言うようにという戒めにもなる。同じような意味に「口から生まれて口で果てる。口は善悪の門 舌は禍の根」とも言われる。

 物事や文章などの意味をよく考えて味わう時にはよく「咀嚼」してと教えられている。咀嚼しながら会話を進めることは凡人には難しい。取り違えたまま進めるとことわざのように禍を招くだろう。会話は日常生活には欠かせないが、禍を招かぬためには穏やかな気持ちで聞くことから始めて見よう。

 (今日の575) やりとりでイライラ無くせひと息し
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