日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ちっちゃな昆虫

2023年06月11日 | 自然 季節

 「一寸の虫にも五分の魂」ということわざ、こんな解説が載っている。「わずか一寸しかない小さな虫も、その半分に当たるほどの魂を持っている。小さくても弱い者や貧しい者であっても、それ相応の意地や思慮を持っているのだから、侮ってはいけない。自分にも意地があることを表現するときにも使う」。

 一寸もない2分ほどの黄色の南天の花が昨日から開き始、実になんるかいなと期待させた。今朝見ると、花と同じほどの体の大きさの虫(蜂の一種のようにみえる)が一匹飛び回っている。見ていると花に頭から突っ込み何かをしている。蜜を吸っているのだろうと見続ける。3個咲いている花のそれぞれに頭を突っ込んでいく。

 南天の小さな花に大きな昆虫では吸蜜出来ない。小さな昆虫のためには大きな昆虫に占有されない小さな花がある、自然界のうまい仕組みを改めて感じる。そう思いながら、蜜を吸うお礼に結実の仲立ちをしてくれているのだと思い致す。小さな昆虫にも体半分宿っているとする魂を見る気がする。

 数知れない政ごとの一つに少子化対策がある。その財源、防衛予算で増税するので少子化では増税しないで社会保険料をアップする。国民負担が増えることに変わりはない。与党には一時、年金減額の声もあったが、選挙云々で聞こえなくなった。小さな花も小さな昆虫によって結実する。裕福でなくても窮屈でない日々が過ごせるような政を願う。

 (今日の575) 蜜もらい受粉を助け飛び去りぬ
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