雨の日に少し強い風が吹くと街行く人の傘をさす姿をニュース映像で見る。時には傘を持っているだけ、風上に体を傾け傘で風を防御して雨に濡れるのを避ける人、時には用を果たさないのではと思える傘をさしている、カメラマンもよく見つけるなと思いながら、苦笑したり気の毒に思ったりして映像を見る。
そんな映像の傘は通称ビニール傘と呼ばれるものが多い。いつから今のように普及し始めたのだろう。まだそれを使ったことが無いので使用感はわからないが、軽くて便利そうにおもう。雨が止むと放置されたビニール傘が道路わきなどに捨てられている。困ったことだと、これも映像見ながら思う。これは使い捨ての代表格かもしれない。
コンビニで簡単に変え、値段は600円から1500円くらいと幅があるそうだが、使い捨てはいかがなものだろう。家に持ち帰って処分するのが筋ではなかろうか。濡れた傘を持って電車には乗れないそうだが、それならそれで工夫して欲しい。ゴミ処理には税金が使われる。ポリ袋など樹脂製品のポイ捨てはご法度だ。
草の茂みの中に白いビニール傘が開かれた状態で天を向いている。通りがかりの人が捨てるには無理に見えるので、どこからか飛んできたのだろう。飛んで来たにしては実にうまく着地している。草の中なので踏み込まず眺めて通り過ぎた。夕方には消えていた。
(今日の575) 番傘のあの雨音は懐かしい