畑から直行でいただいた丸くて重たいキャベツ。虫食いのある葉を剥したら体長3センチくらいのナメクジ、これが穴あけの主と分かる。彼も驚いたのだろうか「邪魔するのは誰だ」とは聞こえなかったがゆっくり移動をはじめた。動きを見ながら、青虫が羽化するまで観察したという投稿を思い出したが、ナメクジは羽化しない。
ナメクジについて「陸生の巻き貝だが貝殻はない。淡褐色の体表は粘液におおわれ、前端に触角をもつ。塩をかけると水分が出て縮む(広辞苑)」。塩をかけて処分することは耳学問で知っているが、それを実行したり見たりしたことはない。まあ、申し訳ないが、この歳になっても手に取って観察してみようという気にはなれない。
「ナメクジは草食で、草花などの植物を好んで食べる。夜行性で日中は陽のあたらない湿度の高い場所に生息」(グーグルレンズ)。どこからやって来るか、駆除の方法、などなんでも教えてくれるから助かる。家で見かけるのはプランターや花の鉢などの底裏、日陰で湿度が高いところ、彼らには理想的な場所が身近にある。
取り除いた葉には何カ所か虫に食われた穴がある。いつからこの葉裏に入り込んで新鮮なキャベツを味わっていたのだろう。大きさからすればまだ成長の過程だが、といって放置できない。穴あきの葉と一緒に燃えるゴミとして処理した。美味いキャベツと教えてくれたことに感謝しながら。
(今日の575) ナメクジの駆除剤ありは害虫か