出かけていて急に暗くなった。ライト点灯の車もいる。ひと雨来るかな、濡れないうちに帰ろうと急いで陸橋を渡る。陸橋の上から見える遠くの空に雲はなく輝いて見える。なんの習性か撮っておこうと数枚を残す。心配は素通りし雨は降らずしばらくすると薄日が差し始めた。
出かけるときは薄日が差していたので、こうした空の変化が「一天にわかにかき曇り」ということだろうか。今朝の気象予報によると、関東では今日の最高気温が12月の気温というところもあり、まあ、何が起きても不思議ではないのだろう。それにしてもあの降り出しそうな雲はどうなったのだろうか。
雲と言えば思い出すことがある、出張先は北陸、厚い雲に覆われているが雨は降ってはいない旧広島空港。定刻に飛び立ったがすぐに雲の中、機体は上昇するが雲の層を抜け出せないなあ、そんなことを思うが時間はわずか、突然まぶしい陽ざしが差し込みだした。真っ青な空があり、遠くに大山が見えた光景は素晴らしかった。
気候のせいか金木犀の咲かないことが話題になった。本来なら芳香剤のような香りを放っているこの時期に花が咲いていない。先日まで夏の気温が続き、秋の気配がなかったから咲く準備ができていないのだろうという博識の人の答えには説得力を感じた。専門家の分析では、日本は夏が長くなり春と秋の期間が短くなっているという。四季に狂いが生じているのか、これも温暖化のせいだろうか。