日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

バックルの昨今

2021年10月05日 | 生活・ニュース

 仕事着、仕事と言っても狭い庭いじりや花の世話、庭木の枝切り、仲間との農園作業の時などには汚れても差し支えないものを身に付ける。それを仕事着と称している。退職時に返納不要と言われた現役時代の作業着もその仲間に加わっている。農園作業ではかっての作業着がかち合うこともある。

 作業着のズボンにはベルトに止め穴のない布ベルトを使っている。このベルトは現役時代から続いており、これまでに何本くらい使いこなしただろう。この穴を使わずにズボンの下がりを止めることのできるバックルは日本の早川徳次の発明という。どのくらいの歴史があるのだろうか。そんなベルトのバックル、最近購入したベルトのそれは金属を成型しただけの非常にシンプルな物だった。

 バックルは「留め金」のことでズボンや腕時計、カバンなど幅ひろく使用されていて日本語では尾錠ということを初めて知った。単なる留め金でなく装飾を兼ねている物もある。素材は金属や鋳物、皮革に木など用いるが、宝石やビーズで装飾した物や皮や布で包む物もあるそうだが私には縁がない。ここでは作業用ズボンのバックルの大きな変化について。

 装飾を兼ねるという意味で、古いバックルはメッキが施され、表には図型やロゴなどが彫ったように加工されている。外見もちょっとおしゃれに見える。直近のそれは金属を加工しただけの止めるもので装飾は一切なし。QC活動で出たコストダウン策かもしれない。シンプルでいい、と思えばそうだが、作り手の妙味が伺えないのは少し寂しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする