日々のことを徒然に

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モズが鳴くと

2020年09月29日 | 自然 季節

 台風13号(クジラ)は日本東方の遠く離れた太平洋を進む、そんな予報に日本に影響がなくて安堵、そう思いながらいつもの様にSNSを訪問していた。ある方のそれに「母曰く『昨日、百舌鳥が鳴いたから、台風はもう来んよ』」と載っている。これは言い伝えなのか、諺なのか分からないが、とにかく初めて知った。そういえば、もしかしたら10月は台風来ないかもという予報士がいたことを思い出し、何か符合する内容だと感じた。

 探してみると、「百舌鳥の鳴き声と台風来ない」の関連を示すものが実に多くある。身近な言い方では「裏の山で百舌鳥が鳴くと台風は来ない」これなどは古老から代々言い伝えられた経験則なのだろう、それだけに真実味が増す。なぜ、そう言われるのかという解説に「百舌鳥が鳴くのは9月中旬から10月下旬まで、この頃には台風も落ち着くからという。

 山のすぐそばで子どものころを過ごしていたので、百舌鳥を見たり鳴き声を聞いたりしているかもしれないが、その姿や声を思い出せない。ただ、百舌鳥は捕らえた獲物をその場で食べないで、木の小枝などに刺しておくという習性くらいは知っている。百の舌を持つ鳥、化物のようだが、いろんな鳥の物まね上手なところから百舌と名付けられたという。

 百舌鳥の解説には、とかげ、バッタ、蛙、小鳥などの小動物を食べる猛禽類扱いとある。写真で見る容姿からは獰猛には思えないが、捕獲する餌の種類から思えば攻撃性の強い鳥なのだろう。折角捕らえて小枝に刺した「はやにえ(速贄)」をほかの鳥に盗まれるという、ちょっと間の抜けたところもあるらしいく、可愛いところもあるようだ。最近の気象は異常が当たり前、台風は来るのか来ないのか、どっちだろう。
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