日々のことを徒然に

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総裁選に参加しませんか

2020年09月01日 | 回想

 安倍総理の辞意表明に伴う自民党総裁選の報道を読んだり見たりしながら思い出す。あれはいつの国会議員選挙だったか、真剣でなかったので定かな時期は記憶していないが、つまらないことは覚えている。公認で立候補するからにはかなりの人を勧誘し党員にすることが必要だった。これは今も変わっていないようだ。

 知人の党員が当時現職の議員の名前を出して「応援しているので党員になって欲しい」と勧誘してきた。誘い文句は「総理となる人を選ぶことができる」というような内容だった。党員として総裁選に参加できることから勧誘の話しに嘘はない。「党費は立て替えておくが請求はしないから」という。要は名義を貸せということになる。党員になることは断ったのでそれ以降は声がかからなかった。

 総裁選に参加できる、そのための党費が4千円と映像で語る人がある。勧誘文句は今も昔も変わらずに生きているようだ。しかし、今回の総裁選では党員投票は行わず14日の両院議員総会で行うことに決まり、総裁選びを楽しみにされた人にとって勧誘文言は反故になった。

 明日になると総裁候補が出そろうという。その投票は議員個々が考えてこれぞという人に投票するのではなく、各派閥のトップが決めた人に右に倣えで投票というのが大勢らしい。言論の府の基本は言論と思うが、トップから言われたとおりに投票する、児童会や生徒会でもしない投票方式だろう。国の総理になる人を選ぶ選挙にしてはお粗末と感じる。
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