日々のことを徒然に

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雇用調整助成金

2020年07月18日 | 社会 政治

 新型コロナウイルス、東京都を中心とした首都圏の感染拡大は日本中が関心をもって状況を見守り心配している。そんななか「GoToキャンペーン」は、コロナが収束して実行という予算編成時の説明は、またまた勝手な解釈変更で繰り上げ実施発表、ところが実施内容が修正された。帰省を中止した、孫に会えなくなったという知人のメールを読み、ずさんな国の対策に、またか、とあきれる。

 「これは、私からではありません。雇用調整助成金です」、4月中旬から休業状態の地元企業の従業員が社長の話として聞かせてくれた。その従業員は「雇用調整金を手続きしてくれた社長に皆が感謝している」と嬉しそうに続けた。雇調金についていろいろな報道を目にする。国も申請の手続きを簡素化したとしているが、どのくらい浸透しているのだろうか。

 オンラインなど言葉もない昔でも雇用調整助成金の制度はあった。景気悪化で工場の操業が大方休止した。その時この雇調金申請の担当になった。窓口の職安と幾度ことなく打ち合わせ、小さな文字で記入する申請書を何枚も作成。認可されるとその記録を写真に残し計画と対比した実績を報告する。抜き打ちで実施状況の査察もあった。支払いが済むと不正はないかと会計検査院の立ち入り、大変だったことを思いだす。そういえば申請書作成のため極細用ボールペンを購入した。

 雇調金は「事業主が従業員に休業手当を支払う場合、その一部を助成する」という制度。今回のコロナに当たっては特例が設けられ、中小企業では「解雇等行わず雇用を維持した場合」は10割が支給される。制度は活用しよう。一方で不況といいながら株価は上昇、このからくりは何なのだろう。
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