日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

繰り返す洪水

2020年07月06日 | 自然 季節

 2018年7月、停滞した梅雨前線や台風の影響で降り続いた記録的な大雨は西日本豪雨として広島・岡山両県を中心に大きな爪痕を残した。あの豪雨から今日で丸2年、いまだ数千人の人が仮住まいという。被災地の復旧・復興は続いているが完成への道のりは遠い、と報道される。時期を同じくして昨日から梅雨前線は豪雨となって南九州の熊本・鹿児島両県を襲った。

 熊本県南部の人吉盆地を貫流し八代平野に至り不知火海に注ぐ一級河川の球磨川、最上川・富士川と並ぶ日本三大急流の一つと知られる。この球磨川が10カ所以上で決壊し、流域を泥水の海と化した。人的被害を含め 被害の全容は把握中、豪雨の2波にも見舞われている。被害にあわれた皆さんに心からお見舞い申し上げます。

 「災害は忘れたころにやって来る」。これは物理学者で随筆家の寺田寅彦の言葉にもとづくとわれる。「災害の直後は、人々の心構えもしっかりしているが、時が経って人々がそのことを忘れたころ災害は再び見舞うものである」「災害に対しては、普段から十分な心構えをしておくことが大事である」という戒め。温暖化の影響といわれるが、災害を忘れる前に繰り返し繰り返しやって来ている。未来、子孫のためにも環境改善が求められる。

 球磨川で子ども時代に川遊びをしたという年配の人が「現在の堤防の高さは当時の3倍くらいになっている、それでも水害が起きる」と話されていた。この話は「堤防を高くすれば水害は防げる」という策にプラスする何かがあることを示唆しているようだと聞いた。昼前に当地にも大雨警報、続いて洪水警報、先ほど避難指示・勧告が出た。西方の北九州から五島列島に強い雨雲が伸びている。夜にかけて要注意、今夜の集いは延期に。今日は祖母68回目の祥月命日、雨雲の動きを心配しているかもしれない。
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