日々のことを徒然に

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暖冬で困る

2019年02月26日 | 生活・ニュース

 今年の桜の開花は平均1週間以上も早いという予報がある。ということは錦帯橋畔では3月中旬の後半ころになる。桜満開のころ小学校入学というのは何十年も前のことになっている。18世紀半ばに始まった産業革命から2世紀半、地球はじわじわと温暖化に向かったのだろうか。日本の稲作の北進も気になる傾向のひとつと思う。

 気温が高く野菜の成長が早すぎ出荷見送りという映し出された菜の花畑、一面が黄色の花で覆われている。見た目は華やかな景色に見えるが、旬の野菜としては硬くて商品にならないと農家の人。ほかにも時期を逸する野菜があるという。気温が高ければ暖房費が倹約できると喜ぶ反面で、生活に支障きたす人も多い。日本には昔ながらの四季が戻って欲しい。

 そんな野菜の異常成長か、と散歩の途中で思わず目を見張った。私は冬野菜の大根と思うが、葉が切り取られた大根が畑からにょきにょきと伸びている。白いはずの根は少し日焼けしたのか黄身がかっている。その太さはスーパーに並ぶそれよりもはるかに良く育っている、隠れている部分と合わせると、ちょっと不気味かもしれない。あの姿は食材になるの、カラスの餌になるの、そんなことを思いながら通り過ぎた。

 この暖かさは続きそうで、3月に入っても高温傾向は続くという予報から桜開花の早さを裏付ける。南方海上の台風2号、この時期にしては珍しい「猛烈な強さ」という。今世紀末には海面が1.3㍍上昇と国連の報告書が発表され、海面の変化が社会や生態系に深刻な問題を起こすともされている。桜開花云々ではないことになる。まずはパリ協定を守ろう。なお、我らが市役所は海面から2㍍と表示がある。
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