今日は二十四節気「雨水」。午前5時を少し回ったころ朝刊を取りに玄関を出る。雨が雨らしい雨音で降っている。朝刊はポリ袋に入っているが濡れていない。4時前に新聞は届くので雨は降りだしたばかと思う。ローカル予報では、低気圧の通過で本降りの雨となる。昼過ぎにかけては時折強い雨で傘を差しても足元が濡れることも。夕方になると本降りは峠を越える、というとおり40㍉ほど降って止む。
立春に続く雨水は「冷たい雪から段々と雨に変わる頃」を表し、七十二候では、その雨で土が潤ってくるころ(土脉潤起)、霞がたなびき始めるころ(霞始靆)、草木が芽を出し始めるころ(草木萠動)となる。雨水の次ぎは啓蟄、暦の表現では春が近づく様を上手く言い表している。雪の無い今冬はいきなり雨水となった。
早咲きという河津桜が例年より相当早く咲き、桜祭りの頃に散るのではないかと心配する名所の人。近くの吉香公園で開花した桜の写真がブログに載っている。散歩道筋の畑のほとりでは菜の花が満開になっている所もある。土筆を見つけた喜びを写真で載せた人もいる。そこここに春は忍び寄っているようだ。
氷柱花をと透明な瓶に水を張り南天などを入れて自然のなせる技を楽しみに待った。特に明日の朝は「寒い、冷える」という予報を期待したが、一回も氷柱花を見ることなく冬は終わる。また、この冬は石油ストーブも温風器も使わずエアコンだけで過ごせた。暖冬の予報が当たったのだろう。暖かい冬は歓迎だが地球の自然が変に変わるのだけは願い下げる。