日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

草紅葉

2019年02月08日 | 自然 季節

 北国は予報通り猛烈な寒波、瀬戸内では全く予想出来ない厳しい冷え込みに見まわれている。 ブログを訪問しあっている北海道の人「外気温マイナス19度。70㌢積もった屋根の雪下ろし、落とした雪の排雪、玄関周りや庭の除雪、終わらせるとぐったりする。中国地方や関西では梅だよりが届いているのに」と記し「今夜から超一級の寒波、ストーブの火を大きくし室内を温め凍結防止を図る」という。

 北国はどえらい寒さというのに、この地は風が吹かず少し歩けば体が温まり縮みがちな背筋が伸ばせる。今日は、思いのほか散歩やウオーキングを楽しむ大勢の人に出会う。春に向けて芽生えの準備をしているぞ、すっかり落葉した桜の古木がそんな人たちを見ている。2カ月もしないうちに桜の季節になる。

 そんな桜の木の根元で、梢を見上げるように草紅葉が鮮やかな色で敷物の様に広がっている。草紅葉は草が紅葉すること、また、色づいた草のことを表す。モミジより遅れた紅葉だが、それより違った趣がありあるのは見下ろせるからだろう。枯れた周辺の木々や雑草を背景にして存在感を示す。

 この草紅葉は錦帯橋上流から続く桜のトンネル通り。これより少し上流あたりに、錦川の流れに沿って広がる川原があった。そこの草紅葉は広々として写真には絶好の場所だったが河川改修で消えた。薄茶色に変わり立ち枯れするススキと対照的な鮮やかな紅色は、無色に近い冬景色のなかで自然の力強さを見るようで、散歩の足運びもそれにつられる。
コメント
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