日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

迷惑な駐車

2017年06月12日 | 地域

 高齢の女性が手押し車を押しながら歩道を歩いているが、どうしようかと立ち止まる。歩道といっても、手押し車が通れば対抗する人は歩道を一歩外れて道を譲るくらいの幅しかない。女性の立ち止まった先には歩道をすっぽり塞ぐように、車庫からはみ出した車が止まっている。運転免許証を所持する者の止め方ではない。

 ちょうど通りかかったところだったので手押し車は抱えて車をかわし移動させた。それほどの高さのある歩道ではないが、支えになる車がないと女性の姿勢は不安定、手を貸すと、よいしょと言って歩道から降り、よいしょと声を出して歩道に上がり車に手をかける。安心したような顔つきにほっとする。丁寧な礼の言葉を残し再び歩道を向こうへ進む。

 迷惑の意味、一つはどうしてよいか迷う、二つ目は困り苦しむ、難儀すること、三つめは他人からやっかいな目にあわされて困ること(広辞苑)。出会った車の駐車方法は迷惑という言葉以外に表せない。法的にはどうなるのか分からないが外見上は歩道上駐車。所用を済ませ10分余り経って通りかかったが様子は変わっていなかった。

 車の自動運転技術は日ごとに進歩しているようで、自動車メーカーはその進捗を公開している。安全に走行できることは自動運転車に欠かせない条件でもあるが、歩道上に駐車など規則にそぐわい停止や駐車については運転手へアラームを出すというか、車が自動的に拒否するくらいのシステムを望みたいが、そこまで自動を頼っては人を失う。思いやるマナーは無投資、大切にしたい。
コメント
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