日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ジャガイモの収穫

2017年06月24日 | 生活・ニュース

 道沿いの菜園、しゃがんで小さな鍬を畑に打ち下ろす、そんな後姿を見ながら何だろうと近づく。見ると傍に掘ったばかりのジャガイモが転がっている。声を掛けると、「腰が悪うて鍬が使えんけえこれで堀よります」と小さな鍬を見せて笑う。梅雨らしくないからりと晴れた日差しを受けながらの作業はさぞきついだろう。

 「なあに、終わったら缶ビールが待っとります」と汗をぬぐいながら笑顔で返事をくれる人は私より年配に思える。「これだけ収穫できりゃあわしら夫婦で1年食べられますけえ助かります」、聞きもしないが話されるが、収穫は半分も終わっていない。黒い肥沃そうな土、別れがつらいのか掘られたジャガイモにしっかりついている。「二つ三つ持ってお帰りませえ」と勧められたが「お気持ちだけ」と言い置いて立ち去った。

 子どものころは畑の作業はよく手伝った。特に収穫時は親の助けになった思っている。掘ったジャガイモやサツマイモ、抜いたタマネギや大根、白菜などは抱えて運んだ。ジャガイモやタマネギは雨の時期の収穫、濡れないよう濡らさないようお天道様の機嫌のよい日だったように思う。両親はジャガイモやタマネギは1年分の食べ量を作っていた。

 北海道には昨年3度の台風が上陸するなどが原因でジャガイモ生産量が激減、その影響でポテトチップスの生産が止まった。食用以外にも思わぬ影響が出るほど農産物は全国共通の市場になっており、何か事あれば危機になる。いただいた野菜を整理しながら大事にしなければなどあれこれ思う。
コメント (2)
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