日々のことを徒然に

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がむしゃら

2016年04月27日 | 生活・ニュース


 広島東洋カープ・背番号25の新井貴浩選手(39)、26日のヤクルト戦(神宮球場)で2000安打を達成した。3回、左翼線に適時2塁打を放ち史上47人目の記録を残した。1999年5月12日対巨人戦で初安打、通算500安打は2005年4月7日の対阪神戦、1000安打は2008年4月12日の対横浜選(阪神籍)、1500安打は2011年7月30日の対横浜線(阪神籍)、そして広島に復帰しての記録になった。ここまで18年。

 祝福の声は無数。そんな中で新井選手をよく知る人らの言葉に選手の人柄を表す短い言葉を見つけた。「彼の姿を見るたびに愚直という言葉が頭に浮かぶ」「本当によく頑張った。決して起用な選手ではない。ひたすら振ってきたからこそ、この日を迎えられた」「これだけ不器用な男ががむしゃらに一生懸命やった結果だと思う」「守備は下手だった。出番がもらえず2千安打できるとは思えなかった」「とにかく監督やコーチに怒られていた姿しか印象にありません」「入団時から、ギリギリ瀬戸際の立場だった選手。守りや走塁の力があったわけじゃない。打たなければ終わりの選手だった」「いい意味でプライドがないところがすごい」。
 
 長い引用をしてしまったが、新井のここまでの記録を残せるとは当初はだれも予想していなかった証だろう。がむしゃらにバットを振る、猛練習に耐える、やじに耐える、そのひたむきな努力がチャンスに活かせたと感じる。単なる偶然の結果ではないことがわかる。

 「下手くそな僕が、多くの人に支えられてここまでこれた」と周囲への感謝を言葉にしている。2112試合目の記録、毎試合安打が出るわけではない。昨夜「よっし、俺も」そんな気合を入れた若者もあっただろう。
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