園児だった息子を連れて山陽新幹線新岩国駅建設工事を何度も見に行った。博多までが開通した日、大濠公園で開催中の小規模な怪獣博覧会へ息子を連れて行った時の話。ものは試しと「今年、小学校入学ですが」と切符購入時に話すと「子供さんは無料です」と返事、大人一人分の往復切符で済んだ。あれから40年余、まだ「新」幹線かという声もある。
20年間走り続けた0系車両、その後新型車両が続々と登場、運行システムの革新など便利さは増したが、新幹線の呼称は開通時から変わっていない。また、次々と新しい路線が開通し、3月には北海道から九州鹿児島まで「新幹線」での旅が可能になった。北海道上陸は2度ある。1度目は親戚の葬儀、吹雪に見舞われそのすごさに驚いた。2度目は永年勤続で4泊6日の家族旅行。今は役目を終えたトワイライトエクスプレスを復路で利用した。
そんな北海道新幹線が市内のスーパーに登場した。といっても実物ではなく、開通当日の映像で見た新函館北斗駅の「H5系はやぶさ弁当」、15㍍と言われる先端部分に似せて作られている。お子様に大人気です、と弁当が紹介されている。弁当だけでなく、軽快感のあるスマート車両と色あいもいい。
新幹線を利用して旅、職場の懇親旅行で1度か2度くらい、そのほかは出張での利用。夜行寝台利用から新幹線へ変わる。東京出張は日帰りになる。朝7時前に出発、午後一杯会議、駅弁を買って東京駅19時発に乗車、日付の変わるころに帰宅する、長年続いた出張パターン。こうして書いていると車中で出くわしたいろいろを思い出す。それはまたの機会にしよう。