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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

鉄腕アトムの誕生から

2016年04月06日 | 社会 政治


 漫画や空想の世界が現実になっている。半世紀以上前に宇宙に浮かぶ基地を基点に活躍する手塚治虫の絵を眺めながら楽しんだ。その知識もないこともあるが今の宇宙衛星の想像すら出来なかった。漫画の世界を科学が追っかけることで科学は進歩発展する、そんな文を読んだことがある。

 最近は宇宙だけでなく地上では人工知能(AI)、世界最強棋士の一人を相手に4勝1敗で強さを見せつけた。囲碁は碁石を置く場所が多く、棋士の直観が必要とされ、AIの勝利は早くても数年先と思われていた。それが、様々な棋譜を読んで自ら学習して急速に力をつけた。10年あまり前チェスの世界王者を破ったときも世界を驚かせた。

 今年、複数の大手企業の入社式ではロボットが辞令を受けた。小柄ながら言語明瞭なロボ社員にスーツ社員はどのように感じただろう。ある調査によれば国内の仕事の6割近くはロボットに置き換え可能という。AIがさらに進化すると人社員がロボ社員から指示を受ける場面が起きると思う。そんな元祖は「鉄腕アトム」ではなかろうか。

 人と同等の感情を持った少年アトムの誕生日は明日4月7日という。1952(昭和27)年4月、21世紀の未来を舞台にした物語は少年雑誌でデビューした。誕生から60年余、改善の余地はあるようだがアトムの世界はそう遠くないかもしれない。兵器ロボが存在し使われているが、あくまでも人類平和のために役立つAIの進化であって欲しい。
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