
昨日の朝5時、雨足はポツ、ポツ、これなら何とか出来そうと前々から予定の花見に出かけるつもりで午前中の計画をこなす。こなすうちに雨は本降り状態、青天の下でブルーシートに円陣の宴は無理そう。幹事長に電話、「雲の流れをTVでチェック中、予定を少し遅らせて始めよう」。10数人参集の予定だがさて何人、そんなことを思いながら雨の錦帯橋を渡る。橋上は傘の波が続く。
先発隊の段取りで茶店の貸し切り座席が確保されていた。予定の3分1の参集だがそれには関係なしに乾杯。透明なシートの向こうに絶え間なく降る雨も肴にしてグラスを傾ける。といっても晩酌のビールは缶ビール1缶程度の者の集まり、話しがはずむ。桜を楽しむのは日本だけでなく外国人も同じ、雨よけに席を確保する。
話しも大方終わり座席の賃貸時間も過ぎたころ宴は終了。雨の心配もなしにゆっくりできた席料は良心的だった。観光岩国の一端を担う姿勢がうかがえる。小降りに変わったが錦帯橋を背景に記念の1枚を撮る。揃って錦帯橋を渡って帰路につく。錦帯橋の入橋料は本来なら300円、我ら一行は無料で渡れる。高齢の市民には優待券が発行されており有り難く活用しいてる。
にわか雨で橋下にシートを敷きなおし花見を続行したこともあるが、初めから雨の花見は初めて。負け惜しみでなくそれはそれで情緒ある花見を楽しんだ。一転して今日2日の錦帯橋畔、桜も平均して6分咲き、雨の心配なく楽しむ人で賑わっていたが、前日の落ち着いた感じはない。花見は、晴れても降ってもそれぞれ日本人の心に入り込む不思議な魅惑を備えている。