日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

1千回を超える

2016年04月28日 | 地域


 最大震度7を記録し、多くの犠牲者が出た「熊本地震」、4月14日午後9時26分に発生してから2週間が過ぎた。困難な状況の中で残る1名の行方不明者の捜索が続いている。一刻も早い発見を願っている。地震の発生から震度1以上の揺れが1千回を超えた。しかし、その収束について気象庁は見通しが立たないという。3万余の避難者への対応など長期覚悟の対策が望まれる。

 全国で活断層への関心が強まっているという。「それを知ってもどうすることも出来んでよ」という達観した人がいる。確かにそうだろう、台風と違い、突然揺れ始める地震には対応する策はないかもしれない。それでも、日ごろから心積もりをしておれば咄嗟の判断に役立つ。

 「30年以内に発生する地震の発生確率は0.03~2%、最大マグニチュードは7.6程度の可能性で、2メートル程度の右横ずれを生じると」という岩国活断層が旧市内の北部から南西方向に延びている。右横ずれ、は熊本地震のずれ方と同じになる。その長さは44キロに達するとある。ここを震源とする地震を1度経験している。かなりの揺れを感じたとき、岩国活断層の存在を知ったが、時期は記憶していない。

 岩国活断層は、地震が発生する確率が我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属するという調査結果もある。瀬戸内は自然災害の少ない住みよい地域、関東在住の同僚らからは羨ましがられていたが、安心ばかりはしておれないようだ。長引く避難所生活の映像を見るたび、心積もりについて今一度改めてみなければと思う。
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