日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

新築の競演

2011年12月07日 | 地域
           

売り出しが始まって全区画がすぐに完売となった分譲宅地。知人の話だと、そこに建っていた会社が移転し、宅地造成のための解体がはじまる前から分譲希望者が手を挙げられていたというから、土地を求める人の情報網のすごさに驚く。

その分譲宅地では10棟近くの新築が進んでいる。それを眺めていると「不景気」という文字は思い浮かばない。景気判断の材料に住宅建設の指標があることも頷ける。古い経験になるが我が家を建てる時、思いもしない見積もりの項目に、そうなのか、と建築は広範囲に影響を及ぼしていること学んだ。

新築競演中の1戸で、目隠しされていた覆いが外された。白くまぶしい総2階。内装工事をする人の姿が見え隠れする。どんな人が建築主か知らないが、覆いの外れた外観をどんな思いで見上げられただろう。

地域の人口は減少傾向。仕事といい環境があれば少しはそれが鈍くなる。そのためには若者を受け入れる素地がいる。しかし、それに合わせて懐かしい風景や建物が姿を変えていくのは少しやるせない気もする。そんな思いをしながらも全戸の完成はいつだろうかと待っているような自分もいた。

(写真:真っ青な空が新築競演中の様子を見ている)



コメント (2)
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