今年1月の全国の有効求人倍率は0.67倍で、2003年9月以来5年4カ月ぶりの低水準となり前月比を0.06ポイント下回り、1992年1月以来17年ぶりの大幅な低下となった。また、完全失業者は277万人、前年同月比21万人増、前月比でも7万人増という報道がある。公務員は職安へ行かないというからこの数字は民間企業の人か。
一方、こんな厳しい社会情勢であっても大学入試に続き高校の入試も始まる。先日、県立高校の競争倍率が発表された。学校や学科間に差があり2倍強から1未満と受験生やその家族には気になる値だろう。受験生頑張ってください。
大阪府下のある市では、職員採用試験の倍率が数百倍に達したと報道された。この倍率にも厳しい経済状況と安定した職を求める人の姿が重なり単なる話題として看過出来ない事態だと考える。
求人倍率が高くなることは日本経済の上向きに連なる。科学の進歩で高倍率になり生活に潤いや逆に不安をつのったものがある。顕微鏡に望遠鏡にカメラ、その何れにも使われるレンズなど日本技術の得意とする分野だ。
顕微鏡は新しい発見により未知との出会いを喜ばせる。と共に身体の微細な病巣をも見つけだし、知らなければつのらなかった不安を知ることがある。人間ドックを避ける人の幾人かが指摘する。
9月までには絶対に行なわれる総選挙。選挙にも競争倍率がつきもので、高ければ激戦という。選挙は倍率よりもその中味が勝負、よーく見極めて高い投票率に繋げたい。
(写真:0.5%の確率で得た年賀のお年玉、貴重な1セット)