みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

心満たされて

2020年05月13日 | 列王記第一

列王記第一 8章54−66節

民は王に祝福のことばを述べ、主がそのしもべダビデと、その民イスラエルに下さったすべての恵みを喜び、心満たされて、彼らの天幕に帰って行った。」 列王記第一 8章66節

 月曜日の嵐のような雨のあと、公園や歩道にはたくさんの松ぼっくりや木の枝、葉が落ちていました。川の側で小さな子がお父さんと一緒に葉っぱが茂った木の枝で水をばしゃばしゃと叩いては喜んでいる姿が、平和を象徴しているように見えました。

 ソロモンは祈りを終え、民を祝福しました、大声で…。ソロモンの祝福のことばは新しく建てられた神殿の境内に響き渡ったことでしょう。

 祝福の内容は59節にあります。ソロモンが直前にとりなした6つの祈りを神が聴いてくださるようにというものです。「日常のことにおいても」ということばに心が留まります。神を礼拝することと日常とは切り離すことができないということを、このことばから思います。

 きのうの本欄で、ソロモンのとりなしの内容が、人生で私たちが途方に暮れたり行き詰まったりすることをほぼ網羅していると書きました。今で言うなら、キリスト者が日曜日に一緒に集まって礼拝することと、それを終えてからの生活は切り離せないということです。今のように、一緒に集まれない中ではとくに、自分の信仰の歩みと生活とのつながりを考えるのです。

 66節にも目が留まります。礼拝を終えて、どのような思いで家路につくのだろうか…。


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