みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

逆境の中で

2011年04月19日 | 歴代誌第一
1歴代誌4章1-23節

 主の平安がありますように。

 受難週の火曜日、関東地方は雨です。この雨で、桜の花びらもすっかり散ってしまうことでしょう。
私の郷里にある「花見山」という公園は、文字通りこの時期には桜や桃などの花が一度に満開になるですが、「お花見渋滞」が起きたと地元紙に報じられていました。でも、このような記事は震災発生後一ヶ月以上経ってもなお大勢の方が「普通の生活」に戻れないでいる中で、何かホッとさせられるものです。
 来年は、「花見山」を訪ねてみようと思います。

 ヤベツ、カレブに共通するのは、二人とも逆境の中を主にあって生きたということです。
「ヤベツとは『悲しむ』の意である。その名の由来は母親が『私が悲しみのうちにこの子を産んだから』(9)であった」と「みことばの光」にあります。「悲しむ」という意味の名前を背負って、ヤベツはどのように歩んだのでしょうか。逆境の中に生まれ、育ったのでしょう。
 しかし、ヤベツが逆境に負けなかったことは、その祈りが伝えています。
 「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。
  御手が私とともにあり、
  わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」
 そして、主は、ヤベツの願いをかなえられたのです。
 そして同じ主が、逆境の中から祈る、私たちの願いをもかなえてくださいます。




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