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ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』

2021年10月12日 20時05分10秒 | 文学

ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』(新潮文庫)を読んだ。
最初のほうの、ノーチラス号が登場するまでの話にわくわくした。
その後、語り手のアロナクス教授たちがノーチラス号に乗って世界の海を旅するのも楽しかった。
あまりこういうことをこれまで思った事がなかったのだが、本を読むのは昔の人にとって旅行をする代わりになっていたのだなと思った。旅行って、「知の旅」とかそういうことを言いたいわけではなく、知らない土地を旅する代わりに本を読んで登場人物といっしょに知らない土地に行くという事が今よりも交通が発達していないし、テレビなどで映像で見ることも出来ない時代には大変な娯楽だったのだろうなと思った。
そういうことが今読むとわからなくなっている。
ちょうどいま旅行する事があまりないので本を読んで旅行するのもいいかもしれないと思う。

読んでいると『大長編ドラえもん』を思い出した。
海底を快適に旅をする話は子どものころ読んで楽しかった。
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