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『藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん』

2021年09月23日 21時15分42秒 | 文学

『藤子・F・不二雄大全集 T・P(タイムパトロール)ぼん』全三巻を図書館で借りて読んだ。
昔読んだ記憶ではもっとおもしろかったように思うのだけれど、読んでいくとだんだんにつまらなくなった。
最後あたりは、最近のテレビのバラエティー番組でVTRをスタジオで出演者が見る、その姿をワイプに映すといったような感じだった。どこかの時代にぼんとユミ子が行って、その時代に起きる事をただ眺めて、最後に感想を言うというような感じになっていた。
どこかの時代に行って、後の世に影響を与えない人物だけを助けることができるという設定がちょっと難しいように思う。そんな人物いるのかな、というように思う。
ナポレオンとクレオパトラと豊臣秀吉なんかが歴史を動かしていて、無名の人間はそこに何も関与していないという考えは、いまの時代ではちょっとないように思う。連載時とは世の中の考えが変わってきているのだろう。

藤子・F・不二雄祭りはもう終わると思う。
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