ライナー・マリーア・リルケ『オーギュスト・ロダン 論説 講演 書簡』(未知谷)のなかの書簡を読んだ。
ロダンに、一日に二時間くらい私の秘書みたいなことをやってみたら? 生活の足しになるんじゃない? と言われてやってみたら一日中忙殺されて自分の仕事が全くできなくなったリルケは、ロダンの元を一度去る。このあたりのことが書簡からよくわかる。
それでもリルケのロダンに対する尊敬の気持ちが変わらないこともよく感じ取れる。
それから、彫刻家を目指す妻をロダンに控えめに、しかししつこく、推薦する感じもよくわかる。妻思いなのだ。
なによりもリルケがいい人だということがよく分かって、今後リルケを読んでいく上でたいへん良かったと思う。
ちょっとくらい『マルテの手記』が退屈でも、わけが分かんなくても、「まああのリルケだからな」と思って読んでいけるような気がする。
ロダンに、一日に二時間くらい私の秘書みたいなことをやってみたら? 生活の足しになるんじゃない? と言われてやってみたら一日中忙殺されて自分の仕事が全くできなくなったリルケは、ロダンの元を一度去る。このあたりのことが書簡からよくわかる。
それでもリルケのロダンに対する尊敬の気持ちが変わらないこともよく感じ取れる。
それから、彫刻家を目指す妻をロダンに控えめに、しかししつこく、推薦する感じもよくわかる。妻思いなのだ。
なによりもリルケがいい人だということがよく分かって、今後リルケを読んでいく上でたいへん良かったと思う。
ちょっとくらい『マルテの手記』が退屈でも、わけが分かんなくても、「まああのリルケだからな」と思って読んでいけるような気がする。