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色川武大『私の旧約聖書』

2017年03月09日 20時33分59秒 | 文学
色川武大『私の旧約聖書』(中公文庫)を読んだ。昔雑誌の「考える人」で聖書の特集をやっていたときに、この本の紹介をしていてそこで興味を持ったが、そのときは本が手に入らなかった。そのときはとても聖書に興味があった。(いまはさほどない)
今回文庫になって手に入りやすくなったので読んでみた。
最初のほうはおもしろかったが、だんだんとつまらなくなった。旧約聖書についてもっと詳しければおもしろいのかもしれない。
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プルーストと村上春樹

2017年03月07日 00時48分36秒 | 文学
『プルーストと過ごす夏』(光文社)を購入した。
ついでに調べていると『失われた時を求めて』を再読したくなる。もしも読むなら、光文社古典新訳文庫版がいいような気がするが、岩波文庫版でもかまわない。しかしうちには集英社文庫版があるのでこれで読んでもいいかな。
たまにものすごく胸を打つようなことが書かれていて、それがもう読み終わって十年くらい経つけれどたまに思い浮かぶ。
よく思い浮かぶのは、ある立派な登場人物が、昔はみんなから軽く扱われる人物であったことがわかり、最初から立派な人物であったわけではなく馬鹿にされる人物から立派な人間になったことに価値があるというような話。
いま過去の日記を見るとエルスチールという人物のことのようだ。
《その人がなんとか聡明な人物になり得たというのも、最終的にそうなりきる前に、滑稽な人間だったり厭うべき人間だったりしたというさまざまな段階を経てきたからこそなのです。》(4巻・361ページ)
そんなこんながたまにぐっとくる。

村上春樹の新作『騎士団長殺し』はまだ買っていない。
読まないことはないと思うが、文庫になってからでもいいかもしれない。
新聞であらすじを紹介しているのを読んだが、『ねじまき鳥クロニクル』に似ているのかなと思った。(井戸と少女が出てきて、妻に逃げられるというようなところ。)
村上春樹が心の底からおもしろいと思えたのは『ねじまき鳥クロニクル』が最後だったような気もするので(こういうのは考える時によって思いが変わる)、『騎士団長殺し』もおもしろいのかもしれない。しかし明確にこのようなあらすじの話とはまた言えないような話なのだろうな。新聞の書評を読んでもいったいどんな物語なのやらさっぱりわからなかった。
内田樹と加藤典洋の書評をそのうち読む機会があれば読んで、おもしろそうだったら買ってみるかな。

『海辺のカフカ』って一度読んだきりだが、ジョニー・ウォーカーとかカーネル・サンダーズのことを考えるとまた読みたくなってくる。
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古川武士『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』

2017年03月04日 21時16分47秒 | 文学
古川武士『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(大和書房)を図書館で借りて読む。
早起きというのは私の理想ではあるが、どうしても出来ない。
盲腸で入院していた時は早起きできたが、それ以外は出来たことがない。入院して無理やり早寝早起き、しかもベッドの上にいるか病院内を歩き回るくらいしかすることがなく、検温が楽しみ、というくらいの生活にならなければ私に早起きは出来ない。
なのでこの本を読んでみた。
早起きするよりも、早寝することをまず考える。
早起きして英語の勉強をする、では一度に二つのことをしようとしているのでまずは、一つだけやろうとする。
というようなことが参考になった。
まずは早く寝ることを習慣としたい。そして早く起きて楽しいことをしたい。
その、早く起きてする「楽しいこと」というのが何なのか。読書くらいかな、と思う。
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プルーストに何も言えなくて…夏

2017年03月04日 19時32分31秒 | 文学
今日本屋で『プルーストと過ごす夏』(光文社)という本を立ち読みしていたら、この本を読みたくなると同時に『失われた時を求めて』を読みたくなった。
またいつか読もうかなあ。たまになにかのきっかけで読みたくなるんだな。
光文社古典新訳文庫と岩波文庫から出ている新訳はたぶんまだ全巻出ていないのだろうから、新潮社から出ている『失われた時を求めて 全一冊』でも読んでみてもいいかもしれない。
アラン・ド・ボトンの『プルーストによる人生改善法』が白水Uブックスになるのを待っているのだがなかなかならない。光文社か岩波書店は全訳を出すついでにこの本も文庫にしてくれることを期待する。

いまは色川武大の『私の旧約聖書』などを読んでいる。
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