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☆小泉堯史監督「博士の愛した数式」

2007年05月25日 18時44分26秒 | 映画
研修会のようなものに生まれてはじめて参加した。
3日間。
まともにきちんと就職しなかったので、新入社員研修のようなものにも参加したことがないのでほんとに生まれてはじめて。
いろいろな職業のひとがいた。いろんなひとがいるな、と言う感じ。
そして、意見がまとまることはほんとになかなかないものなんだな、と言う感じ。
先生がなかなか愉しいひとで、講義を聞いているだけで面白かった。
演習はあまりしなくていいんじゃないかと思ったが、それだと退屈な人もいるだろうからあれもしないといけないんだろう。
まるっきりひと言もしゃべらないひとというのが世の中には存在するんだなと思った。これはほんとうに驚いた。少年のような心を持った中年のおじさん。

博士の愛した数式早く家に帰ってきたので録画していた映画「博士の愛した数式」を見た。
小川洋子の小説はいくつか読んだことがありあまり期待もしていないので、期待外れということはなく、ある意味期待通りの映画だった。たぶん原作もこんなもんだろうと思う。(間違ってるかもしれませんが)
博士(寺尾聰)の義理の姉、だか妹だかの浅丘ルリ子がなぜあんなに嫉妬深くて意地悪なのかがよく判らなかった。正確に言うと、判らないこともないのだけれど、実際にこんなひとがいるのかなあ? と思った。
彼女に存在理由があるとすると文学的な理由しかないように思う。
主人公の深津絵里を不幸な目にあわせて彼女が「わたしって不幸」と思わせるための装置。そんな印象を受けた。
ほんとうは、博士の暴力的な部分とか性欲とか、そのへんの問題もいろいろとあるだろうけど、文学少女っぽいお話になっていたと思う。
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