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大九明子監督『勝手にふるえてろ』

2023年08月26日 22時59分03秒 | 映画
大九明子監督『勝手にふるえてろ』を見た。
原作を読んだことがあるが、記憶では原作よりもおもしろい。松岡茉優がとてもいい。渡辺大知も、こんなひとのそばにいるのがいちばん幸せだと思わせる雰囲気がある。
”一人称の映画”といった感じで、すべて主人公の内面で起きる出来事が描かれる。これは原作もそうだった気がするが、小説では語り手の周りで起きることに語り手の内面が反映されることはわりと普通のことなので、そこまでの驚きはないのだが、映画でこれをやるとすごく違和感がありおもしろい。
昔日本アカデミー賞の授賞式の番組で、この映画の一場面が放送されて松岡茉優が歌うシーンが印象に残っていたが、やっと見られてよかった。とってもいい映画だった。
童貞の映画に続いて、処女の映画を見たが、ひととひととの繋がりがさらに希薄になってきて、このようなテーマを描くことが多くなっているのかもしれない。
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風間太樹監督『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』

2023年08月26日 02時31分18秒 | 映画
風間太樹監督『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』を見た。
アマゾンプライムでテレビドラマ版を見て、すごくおもしろかったので、映画も見た。
やはりテレビドラマで人気があって映画にしたものは、同窓会のノリというか、ファンのつどいのようなものになってしまうので、そんなにおもしろくはないわけだが、私のようなにわかファンにとっては映画版も見ないわけにはいかない。
30歳まで童貞だったことにより、触れることで相手の心の声を聴くことができるようになってしまった主人公が、会社の同僚が自分のことを好きであることを知る。ドラマの最初のころの、だんだんと気持ちがわかっていくわくわくする感じがとっても良かった。
だんだんと二人が仲良くなって、ついに童貞じゃなくなって魔法使いじゃなくなってしまうあたりは、話を続けていくと描かなくてはならないのだが、ほんとうを言うといらないなあと思う。ドラマはとにかくおもしろかった。
主人公が童貞を捨てるか捨てないかを視聴者がハラハラしながら見るドラマって『男はつらいよ』と一緒だなと思った。車寅次郎も何歳の設定だか知らないが、確実に三十歳は超えているから魔法使いに違いないだろう。

赤楚衛二は声がとてもいい。動きが可愛い。しかし顔が覚えられない。
町田啓太の顔は特徴があり覚えられた。そしてとても優しそう。大河ドラマに出ていたので見たことはあるのだが、印象には残っていなかった。
どちらも今後注目していこうと思った。
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