是枝裕和『映画を撮りながら考えたこと』（ミシマ社）を読んだ。是枝裕和の本では『希林さんといっしょに。』がおもしろく、この本もずっと気になっていたがこれまで読まなかった。
読んでみると、期待したほど過去の他の監督の映画作品については語られていなかった。そういう、この映画はおもしろい、この俳優はすごい、というような話を期待していたのでちょっと違った。おもしろくないことはなかったが、再度読もうという気にはならないと思う。
是枝裕和の映画では『誰も知らない』をまだ見ていないのだが、そろそろ見ないといけないし、この本を読み終わったいま見ないでいたら、ずっと見ないだろうなと思う。見ないのかもしれない。
