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山田昌弘『底辺への競争』『悩める日本人』

2018年11月13日 11時50分15秒 | 文学

佐藤優の本を読んでいたら出てきたので、山田昌弘『底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路』(朝日新書)と、ついでに『悩める日本人 「人生案内」に見る現代社会の姿』(ディスカヴァー携書)を図書館で借りて読む。
『底辺への競争』は読んで、暗い気持ちになる。
いま四十代の私たちの世代は、ほんとうに難しい時代を生きてきて、これからも難しい時代を生きて行くのだなと思った。やれやれ。
『悩める日本人』は新聞で人生相談の回答をして、それに対する反省などを書いている。
この人の人生相談の回答はあまりおもしろくなく、常識的。日本社会は世間体を気にする、と言っていて確かにその通りだが、この人自身も新聞紙上の回答で世間体を気にしているのではないかと思った。もっと思ったことを率直に回答しろ、世間なんか気にするな、と思った。
結局は不況ということが悩みの中心になっていると感じる。
いまの時代をどのように生きていけば良いのか、もうずっと不況なのにみんなまだ分からずにいる。もちろん私も。
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