内田樹『常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット』(朝日新書)を図書館で借りて読んだ。
「おや?」と思ったのは「まえがき」で、
《僕は断固として「最悪の場合に備える」派です。》(7頁)
と言っているあたり。
内田樹は昔よく、悪い予想をするひとは、どうしてもそれが当たるように行動してしまうものである、というようなことを言っていなかっただろうか、と思った。
かつて、僕がものすごく内田樹にはまっていたころは、この本に出てくるように政治的は話はあまりしなかったように思う。それが安倍政権が長く続くにつれて、現代日本の政治の話が多くなった。ツイッターでもその話題が多い。
この前テレビの「ニッポンのジレンマ」という番組で、五木寛之が古市憲寿と話していたが、五木寛之くらいの世の中との距離感はいいなと感じた。ちょっといい感じだった。
古市憲寿はなんだか癖のある嫌みな感じの人だし、安倍昭恵夫人のお友だちという評判のある人で、対談など断りたくなるような印象なのだが、五木寛之は親しそうに話しているし、古市憲寿もいつもよりも素直な印象だった。
五木寛之は無敵なのではないかと思った。
こんな感じの、無敵の印象なのはほかに糸井重里くらいしか思い浮かばない。
「おや?」と思ったのは「まえがき」で、
《僕は断固として「最悪の場合に備える」派です。》(7頁)
と言っているあたり。
内田樹は昔よく、悪い予想をするひとは、どうしてもそれが当たるように行動してしまうものである、というようなことを言っていなかっただろうか、と思った。
かつて、僕がものすごく内田樹にはまっていたころは、この本に出てくるように政治的は話はあまりしなかったように思う。それが安倍政権が長く続くにつれて、現代日本の政治の話が多くなった。ツイッターでもその話題が多い。
この前テレビの「ニッポンのジレンマ」という番組で、五木寛之が古市憲寿と話していたが、五木寛之くらいの世の中との距離感はいいなと感じた。ちょっといい感じだった。
古市憲寿はなんだか癖のある嫌みな感じの人だし、安倍昭恵夫人のお友だちという評判のある人で、対談など断りたくなるような印象なのだが、五木寛之は親しそうに話しているし、古市憲寿もいつもよりも素直な印象だった。
五木寛之は無敵なのではないかと思った。
こんな感じの、無敵の印象なのはほかに糸井重里くらいしか思い浮かばない。