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山本周五郎『完全版 日本婦道記(下)』

2018年08月02日 20時52分21秒 | 文学
山本周五郎『完全版 日本婦道記(下)』(講談社文庫)を読む。
どの短編もあまり印象に残らなかった。
ひとつだけ戦時中のものがあり、それは印象に残ったが、それも内容の印象が残っているというよりは「戦時中のものがひとつだけあった」という印象が残っているに過ぎない。戦時中のことを書いている小説が読みたくなった。案外戦時中ということで思い出せる小説はない。『黒い雨』と『お伽草紙』と『細雪』くらいしかぱっと思い浮かばない。『夏の花』はおもしろいのだろうか、とか、島尾敏雄でも読んでみるか、とか、永井荷風はどうだろうか、と考えたが結局手は出さないでいる。
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