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司馬遼太郎『花神(下)』

2017年12月13日 21時36分09秒 | 文学
司馬遼太郎『花神(下)』(新潮文庫)を読んだ。
花神とは、中国語で花咲爺のことらしい。
そこだけ「へえ」と思って、あとは印象に残っていない。
大村益次郎は暗殺されて、それでもすぐには死なないで、最後は敗血症で死んでしまった。
来年の大河ドラマで大村益次郎が描かれるかどうか知らないが、一応見ておこうと思っている。
このところ、ずうっと、司馬遼太郎を読んでもおもしろいと思うことがないので、他の歴史小説家の本を読んでみたほうが良いのかもしれない。
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アレハンドロ・G・イニャリトゥ 監督『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』

2017年12月13日 21時19分33秒 | 映画
アレハンドロ・G・イニャリトゥ 監督『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』を見た。
映画を見る前にNHKの「100分de名著」を見ていて、レムの『ソラリス』で過去の記憶の人物が実体化して現れるという話を聞いていたので、バードマンもそのようなものかなと思った。
最初、マイケル・キートンがパンツ一丁で宙に浮いていて驚いた。
そういう映画なのかと思ったが、そういう映画ではなかった。いや、最後はそういう映画だったのだろうか。娘が上空を見て微笑んでいた。(ここでいう「そういう映画」とは超常現象が存在するものとして描かれている映画というような意味)
ずっとワンカットで撮られているような、ヒッチコックの『ロープ』のような映画で、ほんとうは昨夜途中まで見て眠るつもりだったのだけれど、切るところがなくて結局最後まで見てしまった。
しかし何か深い思想が語られるような作品ではなくて、行ったり来たりして話を盛り上げて最後まで見てしまうというような、そんなに長く心に残るような映画ではない。
主人公のマイケル・キートンが三度ほど死んだのではないかと思わせるようになっている。死んだのではないかと思わせて、実は生きている。最後は死んだのかどうか分からない。
けっこうめちゃくちゃ。
リアリティはあまり重視しない。おもしろければそれでいいというような話だった。
批評家の女性が良かった。いかにもいそうな感じだった。

同じ監督の他の作品も見てみようと思う。
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